ジャパンネット銀行や住信SBIネット銀行のトランザクションレンディング。これが発達して銀行の融資可能な範囲が広がると、ソーシャルレンディングはニーズがなくなりますね。次の一手が必要なのかも。
— れんだー (@slgmar) 2018年4月29日
>データ分析で審査迅速 ネット銀、法人融資で新手法:日本経済新聞 https://t.co/lmSmTmAllW
れんだーさんのツイッターでトランザクションレンディングに触れられていたのでチェックしときたいと思います。
トランザクションレンディングについて
トランザクションレンディングとは?
参考 トランザクションレンディングとは?今月の経営銀行融資の信頼性とソーシャルレンディングのメリットが合体したような融資方法です。クレジットカードなどの信憑性の高い日々の売上データを担保にしつつ返済原資としても活用します。
これまでソーシャルレンディングが得意先としていた、
従来の銀行融資条件を満たせない優良企業のスピーディーな資金需要
に対応してしまうサービスになりますね。
うむ、ソシャレンやばいじゃない(・_・;)
現在の状況は?
サービス名 | 融資限度額 | 借入利率 | 審査期間 | 決算書 | 担保・保証人 |
---|---|---|---|---|---|
レンディングワン(住信SBIネット) | 最大1億円 | 年率1.0%~18.0% | 最短当日 | 不要 | 不要 |
Amazonレンディング | 最大5,000万円 | 年率8.9%~13.9% | 最短5営業日 | 不要 | 不要 |
GMOイプシロン トランザクションレンディング | 最大5,000万円 | 年率6.0%~13.5% | 最短5営業日 | 不要 | 不要 |
楽天スーパービジネスローン エクスプレス | 最大500万円 | 年率8.5%~14.5% | 最短翌日 | 不要 | 不要 |
上記ページの「代表的なトランザクションレンディングの比較」を引用させていただきましたが、利率は見事にソーシャルレンディングとバッティング(住信は破格)、審査期間は負けてる…保証条件もゆるい…
唯一の救いは、それぞれのトランザクションレンディングが指定するサービスを利用している企業にしか融資しない、ということでしょうか。レンディングワンなら指定クレカ決済代行会社と契約している企業、Amazonならマーケットプレイス事業者などなど。
あと融資限度額が低めで、大体が運転資金として用途を限定されていることでしょうか。
しかしながら、現状においてもトランザクションに負けてしまうソシャレン案件は結構ありそうですし、もっと整備が進むとトランザクションレンディングに合わせて借り手企業が条件に対して調整する経営体制を敷いたりするかもしれません。
ソシャレンへの影響は?
現状では設備投資に使えない(レンディングワンの場合)、実店舗やネットショップ限定なので、当てはまらない資金需要はソシャレンで回収できる、不動産取得系も大丈夫なのかな、、、キャッシュフローファイナンス大丈夫だろうか?
融資限度額が現状1億円以下なのでそれ以上の資金需要が当たり前となっているソシャレン会社なんかは影響少なそうですね、SBIとか。
トランザクション内でも特に警戒したいレンディングワンは、金融機関も注力しているサービスなので今後発展していくのは間違いなく、ソシャレンの資金需要はある程度吸収されるような影響はあるのでしょう。それはしょうがないとしても、まずいのはトランザクションレンディングがメジャーになり、ソーシャルレンディングにはトラレンでも融資を受けられない優良とは言えない企業やスターターが集まってくる、ということが一人のソーシャルレンダーとして怖い(;´Д`)
印象も悪くなりますし デフォルト債務不履行や貸倒れの意味。ファンドが破綻した状態を指す。この状態... More も増加してしまうでしょう。ソシャレンで借りた資金の借り換え先となってくれればレンダーにとってもちょっとはメリットもありそうですが。
今後はこういったライバルも含めてソシャレン投資を行っていきたいと思います。
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