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【2018年版】エメラダ・エクイティの評判・新株予約権等の仕組みまとめ

エメラダ・エクイティの評判

こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。

やはり「株式型クラウドファンディング」の人気が高まっているのを感じます。

自分としてはソシャレンなどのインカムゲインを得られる投資をメインに置いており、最初の内は「株式クラファン別にいいや」って感じで放置していたのですが、クラウドファンディングについて詳しくなっていく内に「株式クラファンはある程度数打っとけば優秀なキャピタルゲインになるんじゃないか?」と考えるようになりました。

未公開株=詐欺の典型というのが一般常識ですが、そのイメージを企業性能フィンテックファイナンス ✕ テクノロジーを組合せた造語。新しいテクノロジーと... Moreを利用して払拭するという狙いがあるように感じます。

確かにハイリスクですが、未上場企業やベンチャー企業に個人が少額から投資ができる機会は非常に希少であり、成功すればハイリターンを見込める投資です。

日本国内の株式クラファンの双璧を成す、エメラダ・エクイティの評判・口コミなどについてまとめてみようと思います。

エメラダ・エクイティとは?

エメラダ・エクイティとは

日本版Angel List!期待される株式型クラウドファンディング

2015年「株式投資型クラウドファンディング業務に関する規則」が法整備されることにより、資金調達が必要な企業はインターネットを通じて年間1億円未満の資金調達を株式発行により投資家から募ることが可能となりました。

日本初の株式クラファンはFUNDINNO(ファンディーノ)、エメラダ・エクイティはそれに続いてサービスを開始しており、現在まで6件の募集案件を成立させています。

運営会社エメラダ株式会社

エメラダ株式会社は、大手証券会社傘下のベンチャーキャピタルや大手金融機関からの出資を受けているフィンテック系スタートアップ企業です。

ゴールドマン・サックス野村證券三菱UFJモルガン・スタンレー証券等、金融機関出身者が中心となり、案件組成、コンプライアンス、内部統制の体制を整備しており、個人投資家のお金を預かる金融商品取引業者としてしっかり対応しています。

後述するように顧客資金は信託保全されているので、言葉だけでなく実行に移している点は高評価です。

エメラダ・エクイティの口座開設 【最新版】エメラダ・エクイティの口座開設を徹底解説します

運営会社エメラダ株式会社の業績・財務情報をチェック

2017/12
資本金 7,000万円
営業収益 583万円
当期純利益 -8,718万円
利益剰余金 -9,830万円

スタートアップ企業ということで数字は悪いですが、こういった財務情報を隠さず公開する姿勢は好感を持てますね。

エメラダ・エクイティの仕組み

エメラダ・エクイティ案件はプロ投資家投資済み!個人が相乗り投資可能

プロ投資家

プロ投資家(ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家)がすでに投資実行済みの企業のみ案件化され、それから一般個人投資家の募集を募るという形ですので、まさにプロ投資への相乗りが可能となる訳です。

プロが参戦しているのですから、もちろん勝算あってのこと。

こういった情報が開示されると「未公開株投資=詐欺的」のようなネガティブイメージも軽減していくように思えます。

エメラダ・エクイティは株ではなく新株予約権を取得する投資です

新株予約権

参考 エメラダ型新株予約権の特徴エメラダ・エクイティ

エメラダへの投資をお考えでしたら上記ページはマストチェックです!

FUNDINNOでは投資に対して株式が発行される形でしたが、エメラダ・エクイティでは「エメラダ新株予約権」が発行されます。

株ではなく株の予約券ですので議決権などはありません。しかし聞き及ぶ限りではデメリットとしては捉えられておらず、逆にベンチャーキャピタルなどの大型資本が入りやすくなるので、良質なイグジットへと向かいやすくなるとの期待もあります。

以下に利益と損失が発生するパターンなど、エメラダ新株予約権の仕組みについてご説明します。

投資家はどのように利益を得るのか?

利益

M&Aの実現

投資先企業が大企業などにM&Aされた時、投資家が持っている新株予約権が譲渡され投資先企業から金銭を受け取ります。

現状ではこのパターンが最も可能性として高そうです。

M&A時の利益計算

40万円投資して転換価額5万円なら8株取得できることになります。M&A時の株価評価額が8万円なら譲渡金額は64万円となり、そこから新株予約権購入金額を差し引くと、投資家は24万円の利益を得られる計算になります。

IPOの実現

投資先企業がIPOした場合、投資家は新株予約権を実在の株式に交換できる形(イメージ)になり、取得した株式を証券市場で売却することで利益を発生させます。

さすがに確立は低くなりますが、もし上場したら投資資金は何倍、十数倍にも跳ね上がる可能性が高いためハイリターンを見込むことができます。

IPO時の利益計算

40万円投資して転換価額5万円なら8株取得できることになります。IPOの株価評価額が10万円なら売却金額は80万円となり、そこから新株予約権購入金額を差し引くと、投資家は40万円の利益を得られる計算になります。

株価(転換価額)は将来決まるので受取株式数もその時まで分からない

実はエメラダ新株予約権は、投資金額に応じて取得できる株式数が募集時には決定されていません。それは、

投資開始時点で評価したベンチャー企業の企業価値は必ずしも適正とは限らないからです。将来ベンチャーキャピタル等プロ投資家が当該ベンチャー企業に追加投資を行う際に、その時点の企業価値も考慮して、エメラダ型新株予約権の「転換価額」を決定します。「転換価額の決定を将来に先延ばしする」という手法は、シリコンバレーのベンチャー投資で普及しています。

との理由からとのこと。

この転換価額は一般的な株価といったイメージで差し支えないと思います。

エメラダ新株予約権のイメージ

例えば40万円投資したとして、転換価額が5万円なら将来8株取得可能、転換価額2万円なら将来20株取得可能になります。

matsu

M&AやIPO後の株価が転換価額を上回ることで、我々投資家は利益を得られることになります

「解散・倒産」か「10年経過」で損失が発生する

損失

倒産・解散

これが最悪のパターンと言えるでしょう。目論見が全てはずれ投資先企業が倒産もしくは解散することになるとエメラダ新株予約権の価値は0円となり、投資金額は全損という形になります。

matsu

エメラダにはこのケースに陥らないように企業を見分ける分析能力が求められます

10年経過後

これも微妙な結果です。投資後10年計画すると最後の1ヶ月にエメラダ新株予約権を実際の株式に変換することが可能になります。

投資先の企業活動は継続していても、株式としての価値は0円ですので、投資結果という意味では全損とも言えるでしょう。

しかし、10年経過後もしIPOであったりM&Aされることがあれば、株式を取得していますので利益を受け取ることが可能です。

matsu

10年かかるケースもある=10年資金拘束される、という可能性も考慮しましょう!

投資は49万円まで、手数料無料です

募集1社に対する投資上限は49万円まで投資手数料は無料となっています。

なぜ上限が決められているのかというと「株式投資型クラウドファンディング業務に関する規則」によって「投資家が投資できる額は同一の会社につき1年間に50万円以下」と定められているからです。

年間制限ですのでFUNDINNOみたいに将来的に追加投資機能を予定しているなら、年が変わるごとに追加投資ということも可能になるかもしれません。

エメラダ・エクイティ自身の報酬は募集企業から得ている

新株予約権の発行者(お客さまの投資先企業)からは募集額の20%(税込)を上限に手数料をいただきます

個人投資家から手数料を取らずにエメラダはどうやって利益を出すのか?

その疑問は解決されないと気持ち悪いですよね。

どうやら上記説明にあるように、投資先企業が集めた募集額の一部(上限20%)を利益として、投資先企業から受け取っているようです。(まぁ結局原資は我々のお金っていう‥)

エメラダ・エクイティの評判・評価は?

ツイッターの生の評判・評価

ツイッター

資金は信託保全されているので安心

信託保全

お客さまの投資のための資金は分別管理されます。お客さまからお預かりした資金は、当社の資金とは区別して、日証金信託銀行で管理されます。万が一、当社が破綻した場合でもお客さまの資金は保全され、お客さまに返還されます。

これは投資家にとって安心材料となる保全処置です。というのも、投資先の企業が大丈夫でも仲介のエメラダ株式会社が倒産してしまっては元も子もありません。(エメラダもベンチャーですので)

そうすると我々の投資資金も精算に使われる恐れがありますが、日本信託銀行で管理されているということは信託保全されるということですので通常の分別管理とは安全度が比べ物になりません。

参考 クラウドファンディング払込金保全信託日本信託銀行

企業&経営者を応援+サポートするのが楽しい

応援+サポート

エメラダで気に入った企業に投資をすると、その企業のニュース(株主しか知ることが出来ない情報とか)を受け取れたり、企業の一員としてPRや人材紹介、提案など目に見える支援活動を提供することも出来るようになります。

株主総会というと大ホールで形式的に執り行われるイメージが強いですが、こういったベンチャー企業ですとフレンドリーで総会というより会議室談話みたいな感じで行われたりするようです。

ただお金を出してリターンをもらうだけでなく、投資家も参加できる!という点が現時点では魅力的に受け取られているのでしょうね。

matsu

たしかに和やかな株主総会ってたのしそう!

やはりIPO投資家が多く参入している

IPO投資家

やはりIPO投資に慣れている方がエメラダ・エクイティを利用して投資実行されているよう見受けられます。

IPO投資は上場が確定した企業の新規発行株を抽選で取得するのですが、人気も高いため当選するのがすでに困難になっています。

そうやって抽選に漏れた方が「それなら見込みのある企業へ上場決定前に投資することでIPOの恩恵を確実なものにしよう」といった形で検討される方が多いのではないでしょうか。

とにかく抽選にもれると未エントリーでチャンスも何もありませんので、そういった状況よりは利益享受の可能性があると言えるでしょう。

エメラダ・エクイティへの投資は複数エントリーが正しいかも

複数エントリー

募集案件、募集企業ごとに個性もありジャンルも異なるのですが、やはり全てをフラットに評価してフィフティ・フィフティなベンチャー企業と見るべきかもしれません。

そうなると1件に投資するより、何件かに分散投資する方が「当たり」を引く可能性が高まります。もちろんハズレを引く可能性も高まりますが、よく考えてみると

損失は出資分のみ利益は数十倍!

という形になるので、ある意味、当選金額の決まっていない宝くじ的に考えて投資する感覚もあるように思います。

今後エメラダの経営が続くに連れて、投資に対するリターン率も分かるようになると思われますので、その確率が高ければ最高のキャピタル投資としてさらに人気に拍車がかかりそうです。

それかベンチャー企業の夢に寄付をしたと考えて、リターンが発生するならラッキーって考え方もありますね。

米国ではすでに成功事例も発生しています

海外では株式投資型クラウドファンディングで投資をしたベンチャー企業が、有名大手企業に売却され個人投資家が現金化する事例が出てきています。

2016年にはGeneral Motors社が、自動運転関連センサーを製造する米国のスタートアップCruise Automation社1,000億円以上の価格で買収しました。(設立3年での買収案件でした)

Cruise Automation社はAngel Listで個人投資家から出資を受けており、株式投資型クラウドファンディングによる個人投資家への現金化事例として着目されています。(Angel Listは起業家とエンジェル投資家をつなげるSNSといった位置づけ)

まとめ

日本のベンチャー企業への投資金額は年々拡大しており、多くの企業がIPOやM&Aに成功しているというデータもあります。

将来上場する可能性のある企業に、早い段階から投資を行うことができるのは、まさにチャンスと言えるでしょうね。

日本ではまだまだ始まったばかり!

今後優秀なイグジットを行うベンチャー企業も続々と増えていくことでしょう。

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