こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
8月11日に日本橋で行われたクラウドクレジット主催「長期投資で豊かな世の中を共に創る!社会インパクト投資勉強会」に参加してきました。
なんか最近ちらほら耳に入るキーワードだなーって思ってたので、これを良い機会にと勉強のために足を運んだ次第です。
で、セミナーに参加しての感想なのですが、
正直、いまいちよく分からなかった(笑)
だって事例とかすっ飛ばしていくんですもん、イメージ湧きませんわ(;´Д`)
渋沢健氏「未来を信じる力」
長期投資を実現したいのなら、
共感、共助、共創
という概念を元に組み立てないと持続性がなく実現しない。
またそれらは道徳と算段という異なるものを両輪とすることで正しく機能する。
たしかこんな感じの概念を語ってらっしゃったと思います。ベースは「論語と算盤」であり日本の銀行の祖である渋沢栄一氏の考え方を現代風にアレンジされた形でしょうか。
登壇時間が限られているせいもあり、その場では素直に入ってきませんでしたが、後々コモンズ30ファンドの運営状況を確認して、そういう考え方を実践してきちんと結果を出せているのなら説得力があると感じました。
社会インパクト投資はこういった概念を含んだ投資方法であり、基本的には長期投資であるということでしょうか。
参考 トップページコモンズ投信杉山智行氏「長期投資で豊かな世の中を共に創る!」
社会インパクト投資の勉強会ですが、ご本人たちもどのように定義をして良いのか直前まで思案されていたようで、まだまだこれから発展していく分野であることは感じ取れました。
人道的な要素だけを監視するのではなく、投資としてのパフォーマンスも重要視して構築してくというのには好感持てましたね。
上記のように銀行がリーチできない地域にこそ、小回りの聞く金融業者が求められている、そしてそこにクラウドクレジットは商機を見出している。
マーケットが明確に定まっているのはお金を預ける身からしても納得できます。
現在マイクロファイナンスの比率は20%程度ですが、今後の展開としては50%程度には引き上げたい、合わせて再生エネルギー事業も社会インパクト投資と捉えて注力していきたい、との構想を語ってらっしゃいました。
となると今後は「クラウドクレジット=社会インパクト投資」といった差別化を図りながら日本国内のソーシャルレンディング事業者として活動していく方針なのでしょうね。
内容が掴みきれてないので全面的に支持するということはできませんが、投資家としては事業者が積極的に差別化を目論んだ事業戦略を取ってくれた方が、ジャンル別の分散投資を行いやすくなるので取捨選択が楽になります。
また、社会インパクト投資はまだ欧米主体でしか実践されておらず、そこに日本企業として割り込んでいきたいというチャレンジ精神は見習いたいです。
私より一回りほど目上の方ですが、私自身がその年齢に達した時に杉山社長ほどの熱意を持っているとは思えないですので、今から他山の石として認識しときたいと思います。
画像見にくくて恐縮ですが、今後も記載されたようなセミナーが開催される予定です。今回のセミナーで発せられたのは、社会インパクト投資が持つ魅力のほんの一部、氷山の一角であることは間違いありません。
自分自身つかめきれてない部分が多くありますので、今後も機会があれば勉強会等に参加したいと考えています。
matsu
まとめ
そう言えば「エコ」っていう概念も欧米から発信されて、地球温暖化やら政策やらに反映されて、さらにビジネス展開として活用されていった背景がありますよね。
「社会インパクト投資」という概念も一部エコに連なりつつ、その次の展開として人道支援用に用意されたような感覚もあります。ちょっと猜疑心強すぎでしょうか(^_^;)
個人的には「誰かのために」という動機で満足感を得たいなら「寄付」が最も直接的かつ効果的ではあると思うのですが、またそれとは違う感覚なのでしょうかね。(私の場合チャイルドスポンサーをやっている時、年々成長する姿を写真や文字で確認できて役に立っているという実感がありました)
誰かを救う前提で投資するのではなく、投資するなら誰かを救うことにも繋げたほうが良い、といった考え方が近いのかな。
悲観的に見ると「きれいごとを」と全否定したくなりますが、俯瞰してみると「誰かを救うための手段が増える」ことになるので賛成するのが合理的と言えます。
要はそれを振りかざして免罪符のように掲げる輩に嫌悪感を抱く訳で、今後の展開で判断していくことになりますがクラウドクレジットさんがそうでないことを願っています。
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