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太陽光発電ファンド242〜249号の分析【クラウドバンク】

ソーシャルレンディング太陽光ファンド分析

自分にとっては初めてのソーシャルレンディング投資となる案件です。限られた情報から推測していくしかないので正確性はないですけど、納得できる範囲まで分析できたらなーと…。幸い太陽光発電はリアルに投資しようと考えてたんで判断材料は少しもってる感じですね。

このファンドの概要

募集金額 ¥36,000,000
運用期間ファンドを運用する期間のこと。または貸付を行う期間のことを指す。... More 2018/02/15 〜 2018/05/31
年率 7.0%
担保担保についてまとめたページへ移動します。 地上権に対する抵当権
融資先 AH社
発電所 静岡県(FIT価格:36円/kWh)
matsu投資金額 ¥300,000

これが242号ファンドの概要ですが、242号〜249号まで確認してみると全て同一条件であるので静岡県に建設予定のメガソーラー1基についての融資であると判断しました。

matsu

FIT36円案件が同一県内に8個同時に出現!そんな奇跡はしんじない…

となると総額2億8,800万円の融資になります。自分の投資判断の中で重要なポイントの一つが担保が投資金額を余裕を持って上回っているか?です。LTVってやつですね。不動産が担保だとLTVがわかりやすくていいですが、今回のケースでは発電所の価値を推測して判断しなくてはなりません。

2億8,800万円という融資額。これを軸に紐解いていきたいと思います。

太陽光発電所の価値を調べるぞ

まずはクラバンさんに聞いてみた

分析や調査ってワクワクするけど疲れもするので、楽で正確な方法があるならそっちの方が良いよねってことで直接質問することにしました。運営者のクラウドバンクさんに。

matsu

担保のLTVについて教えてください

くらばん

無理です

む、SLでの初めての挫折。他にも太陽光モジュールの発電量とかも質問したけど、やはり金融庁からの匿名指導とかあるので無理そうでした。でも正確な数値は教えられないけど以下のような回答も頂けました。

融資額は担保を下回るように設定されている

これは少し心強い、やんちゃなファンドではなさそうです。他のファンドにおいても担保以上の融資の場合その旨ちゃんと記載するそうです、あんしんやで(*´∀`*)ノ

融資額から売電収入を調べるぞ

太陽光発電所の価値は年間の売電収入(発電所の売上)が分かれば推測しやすいです。ここからローンや保守料金などを経費として差し引いて利益の目星をつけるからです。で、この売電収入は、

年間の売電収入計算式

FIT価格 & 年間日射量 & 太陽光パネル発電容量

が分かれば計算できます。今回のファンドではFIT価格地域(日射量)が判明しているので、残りは太陽光パネル発電容量を知ることができればOKです。

融資額から太陽光パネルの発電容量を推測

太陽光発電所の初期費用は、太陽光システム(パネル、パワコン、架台、連結関係など)土地代に分かれます。自分の場合は信販ローンですが、その経験から判断するに土地関係の料金に融資は下りません。したがって今回の融資額は太陽光システムに全額使用するものとして判断します。

太陽光発電所には1kw当たりの設置単価というのがあり、2017年のメガソーラー設置単価は24万円〜30万円/kwです。今回は中間をとって27万円としました。それによりこの発電所の発電容量は以下の式より1,067kwであると推測できました。

発電容量の計算式

発電容量 1,067kw = 2億8,800万円 / 27万円

年間の売電収入

一年間の発電量は、

1年間の発電量=平均日射量✕365(日)✕太陽光パネルの容量(kW)✕0.8(ロス率20%)参考:太陽光発電村

なので

年間の総発電量

1,183,943kwh = 3.8(静岡のおおよその平均)✕365✕1067✕0.8

一年間の売電収入は

年間の売電収入

42,621,955円(税抜) = 1,183,943 ✕ 36円(FIT価格)

といった具合で推測できました。

土地の価格も含めて事業者の支出総額を推測

太陽光パネルってでかいので場所取ります。だいたい80kwで330坪ぐらい必要です。今回だと4,400坪は必要、キリよく4,500坪としときましょう。発電所の坪単価は約5,000円程度が適正と言われているので多めに見積もって7,000円とすると、発電所の土地代は約3,100万円となります。

今回2億8千万円近くの融資を年利7%で4ヶ月間なので、クラバンさんの取り分を2%ぐらい上乗せして返済額は約3億円。(月利0.75% × 4% って感じでいいのかな??)

土地代と合わせると3億3千万円を使うことになります。

表面利回り10%以上!って感じで売り出すはず

利回り9%と10%ではキャッチーがぜんぜん違うので、事業者さんは絶対10%は確保して売り出すはず。となるとー

この発電所の販売価格(推)

4億2千万円(税抜)

これが販売価格って感じです。このまま担保評価価格になるとは思いませんが仮に返済額の3億円で売り出されたとしても表面利回り14%ですよ、セカンダリで太陽光考えてる人なら飛びつきますって絶対。

差し引き9千万円のキャピタルゲインですが、保守契約とかで利益を上げ続けるのも狙いだと思うので、事業者さんの立場から見るとビジネス的に無理はないかなって感じました。

売れなくても作ったあとなら稼働実績がついて銀行融資も受けやすくなりますし、そしたらこのAH社さんが運営してもいいんじゃないかなって。

結論

AH社さんは過去に取引実績があり順調に分配金も支払われているようです。したがって今回の推測(一箇所間違えてると全部がぐだぐだになりそうで不安)も含めてまあ安全なファンドだと言えるんじゃないかと思います。

matsu

これなら枕を高くして寝られる…zzz

2 Comments

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