こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
くりっく株初心者で色々勉強している最中なのですが、やはり続けていく上で一番怖いのは強制ロスカットによる強制退場です。
これは値幅でも損益確定ですし、何よりも目的である配当金もその後受け取ることができなくなります。値動き&含み損は仕方ないとしても、強制退場を受けずに配当金だけは受け取り続けたい。
そのためには、暴落時のロスカットを見据えた、証拠金とレバレッジの計算を行うことが必須です。
目次でサクッと
ロスカットとレバレッジのバランスを意識するのが大切
証拠金取引におけるロスカットの説明
ご存じない方や確認のためにロスカットとは何かを記録しておきます。
株式投資のように売買の都度、代金を受け渡すのではなく、決済時に売買により生じた損益(差額)のみを受け渡します。このような取引を「差金決済」といいます。
差金決済では、新規建て時に受渡金額は必要ありませんが、取引により損失が生じた場合でも決済ができるように一定額の金銭を預けておく必要があります。この預け入れる金銭を「証拠金」と呼び、証拠金を使用した取引のことを「証拠金取引」と呼びます。
上記の説明にあるように差金決済の損失発生時において、証拠金が指定水準を下回った場合「差金決済を行うには不十分」という評価が下り、全てを強制決済して損益を確定します。
これがいわゆるロスカットというやつですね。
くっりく株365よりも代表的で有名なのがFXや日経225先物などです。
ロスカットを手厚く防御するとレバレッジが犠牲となる
続いてレバレッジについては下記を参考にして下さい。
一般的に、取引に必要な証拠金は、取引金額よりも小さくなるので、少ない資金で大きな金額の取引を行うことができます。これをレバレッジ効果といいます。たとえば、10万円の証拠金で100万円の取引ができる場合、レバレッジ効果は10倍となります。
ロスカットを回避するためには証拠金を多く預け入れておけば安心ということはお分かり頂けると思いますが、しかし恐れすぎて手厚く防御を固めると、今度は投資妙味とも言えるレバレッジ効果が下がってしまい、期待したいリターンを得ることができなくなります。
悩ましい話ですがロスカットとレバレッジには相反する関係性があるのです。
儲け続けるためにバランスの取れた証拠金を計算する必要があります
ロスカットとレバレッジの関係は、そのままリスクとリターンの関係として捉えることができます。そしてこれを調整するのが、我々投資家がが用意する証拠金です。
従ってくりっく株365で長期的に配当利益を受け取るには、リスク&リターンのバランスの取れた証拠金を見つけなくてはなりません。
過去の暴落時の指数を参考に証拠金で調整する
過去の暴落時の下落幅を確認する
強制ロスカットはほとんどが相場急変時、つまり市場暴落時に発生するようです。未来を予測することができない全ての人間にとっては、過去の下落幅を把握してそれに耐えられる証拠金を用意するのが効果的なリスクヘッジとなるのでしょう。
ちなみに、FTSE100指標の場合、
リーマン・ショック時:-2,200 (2008/9~2009/3)
ブレグジット決定時:-900 (2016/6)
となっているので、2018/10の必要証拠金2万6千円と合わせると、リーマンショック級には25万円、ブレグジット級には12万円の証拠金でロスカットは免れたと見ることができます。
証拠金とレバレッジと利回りの関係を確認しよう
証拠金額 | レバレッジ率 | 利回り |
---|---|---|
75万円 | 1倍 | 2.67% |
50万円 | 1.5倍 | 4% |
40万円 | 1.86倍 | 5% |
30万円 | 2.5倍 | 6.67% |
25万円 | 3倍 | 8% |
20万円 | 3.75倍 | 10% |
15万円 | 5倍 | 13.3% |
12万円 | 6.25倍 | 16.7% |
10万円 | 7.5倍 | 20% |
5万円 | 15倍 | 40% |
FTSE100の場合、1枚立てると約75万円分の投資を行う(FTSE100指数✕100円)ことになります。従って証拠金75万円ならレバレッジ1倍で現金投資とほぼ同意義(金利は発生するはずですが)です。
また上記のレバレッジと利回りについては、1枚立てることで金利を差し引いた配当金利益が1年間で2万円受け取れるものとして計算しています。
さて、
25万円の証拠金でリーマン・ショック級には耐えられる見込みですが、その場合はレバレッジ3倍、年利回りは8%です。悪くないですね。
起こってもブレグジット級と判断するなら12万円でレバレッジ6.25倍、年利回り16.7%とすごいことになります。
しかしながらレバレッジ5倍以上は一般的にリスキーと捉えやすいので注意が必要ですね。
自分のリスク許容度に合わせた証拠金設定を選択する
前述の表を見ると15万円〜30万円の間で、自分のリスク許容度に合わせて設定するのが賢明そうです。
新たに利回りという項目も出しましたが、これはあくまで目安にして起きましょう。あまりにも欲を描いて利回りを求めすぎると碌な事にはなりません。
利回りの上乗せを期待するなら、FTSE100が順調に成長していく過程で含み益となる値上がり幅を入れて計算すると良いと思います。
まとめ
私の場合はFTSE100への投資で配当金を目的に行いますので、強制ロスカットさえ避けることが出来れば、たとえ暴落してもいずれ回復すると見越して投資計画を練っています。
さりとて何時起こるか分からない暴落に対して過剰に準備しておくのも、レバレッジの損失に繋がり投資効率が悪くなりますので、ちょっと攻めて毎月20万円入金して1枚積立てていく戦略を採用しようと思います。
つまり1枚につき証拠金20万円ということになりますね。
2018/10/4のFTSE100が7,624で必要証拠金が2万6千円なので、FTSE100が1,700ポイント下落しても耐えられる見込みです。
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