こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
主婦に大人気のポイント貯める活動(通称ポイ活)をご存知の方は多いかもしれませんが、ポイント投資というジャンルもあるのはご存知でしょうか?
ドコモのdポイントや楽天カードポイント投信 に代表されるような、おまけで付いてくるポイントを使って投資ができるというものです。
先日の発表になりますが、この「ポイント投資」というジャンルに金融業界の大御所、我らがSBIグループも参戦するとの情報を得ることができました。
参考 SBIネオモバイル証券SBIネオモバイル証券SBIと言えばSBIポイントを発行していますが、今回はポイント・オブ・ポイントとの呼び名も高い天下のTポイントになります。
正直なところ個人的には投資意欲をそそられませんが、おまけのポイントで投資できるならリスク0であるとも受け取れるのでメリットはあるようには感じています。
それでは簡単に概要を確認していきたいと思います。
目次でサクッと
SBI証券×CCCグループ = SBIネオモバイル証券
通称”スマホ証券” スマホのみで投資ができる証券会社
今回、Tポイントでの金融商品への投資を実現するために、SBIグループの中核であるSBI証券、そしてTポイントを発行するCCCグループが資本業務提携を行い設立したのが、SBIネオモバイル証券であり、スマホのみで利用することを想定してか通称”スマホ証券”と呼称しているようです。
ターゲットは20代Tポイント会員1000万人
現在Tポイント会員は6800万人、その内20代会員は1000万人。Tポイント投資ではこの若年層のユーザーをターゲットに、リスクの少ないポイント投資をアピールしていき活用を広げることを目的としているようです。
また最近ではPC普及率は落ち込み、特に若年層での保有率は全盛期とは比べ物にならないほど低下しています。ですから、その年代にアピールするとなると、スマートフォンというデバイスに特化した商品設計でないと受け入れられない、したがってSBIネオモバイル証券はスマホ特化のスマホ完結投資を可能とした”スマホ証券”というレッテルでローンチする戦略なのでしょう。
ちなみに1000万人というのは日本の20代の80%をカバーする人数ということで、潜在的な需要を掘り起こすことができれば、ポイント投資という枠組みを超えたシナジーを期待することもできそうですね。
なぜSBIがTポイントとコラボるのか
もちろんリスクの少ないポイント投資を通して将来的なユーザーを獲得しようという長期的戦略もあるとは思いますが、実はすぐにでも効果を期待できそうな戦略も持っているみたいですね。
それは、SBIグループ内にあるSBIバーチャル・カレンシーズという仮想通貨を扱う子会社に大きく関係しています。
なんでも、この会社が提供する「VCTRADE」のユーザーは20代が多いんだどか。
ということは年代的に親和性の高いユーザーにTポイントを通してグループ内の金融商品も紹介するプランも携えているということになりますね。
さすがは北尾社長様 (*´∀`*)
しかし、少し疑問もあります
ポイント投資で果たして本気になれるのか?
これが一番疑問なんですよね。
ポイントなんてほとんどおまけですし、いかんせん絶対量が少ないため、それを元手に投資活動を行っても、色々な誘惑の多い20代若者のハートにエクスパンションできるのでしょうか?
例えば100ポイントで投資して軌跡が起きて半年後に500円分になったとして、、、テンションあがりますかね?
きちんと分析できれば「やだ、うそ、5倍じゃん!?」と歓喜の渦にダイブしちゃいますが、それまで投資もしたこと無い人間の場合なら、5倍ということを認識しつつも「海苔弁ぐらいしか買えないじゃん」と受け取ってしまうんじゃないかなって。
5倍の凄さに気づけない!!数値的おもしろみが分からない絶対!!
5倍という数字でも怪しいなか、100円が150円になって1.5倍だとしても全然響かないでしょうね。
投資家的には信じられないパフォーマンスだと喜びまくる事実ですが、投資資金がポイント原資という微量なために、パフォーマンスという真実に気づける20代なんているのか疑問に思います。
なんでこの時期にTポイントなのか
ご存知の方も多いかと思いますが、今、各企業のTポイント離れが進んでいますよね。遠因は捜査機関にどーのこーのってやつだと思いますが、わざわざ落ち目になった商品とコラボして大丈夫なのかなという素朴な疑問を抱いています。
期間限定ポイントや現金化できるならおもしろいかも
例えば何かのキャンペーンで貰った期間限定ポイントを投資に回しちゃえるなら利便性は高いですよね。
その他にも金融商品に投資した後、ポイントではなく現金化できるなら利用する価値も高まります。
まあ現金化は多少問題もあるかもしれませんけど、そのぐらいの魅力は欲しいですね。
あと、めんどくさいからSBIポイントも統合しちゃえばいいんじゃないでしょうか(^_^;)
SBIソシャレンも対象になったり(笑)
可能性は極薄だとは思いますが、我らがSBIソーシャルレンディングも提供される金融商品の一つになったらおもしろいとは思います(笑)
かつてのGMO証券におけるmaneoみたいで印象は悪いですけど、SBIソーシャルレンディングにとっても投資窓口も広がり、既存ユーザーの一口価格を下げずに小口投資も実施できるのでメリットも高まりそうです。
投資ではなくゲームにするべき
ただ前例としてドコモのdポイント投資がありますが、あまり好調だという噂を耳にしません。なんか仕様も変わって旨味も面白みも下がったようなことを聞いています。
楽天カードポイント投信 はそれなりに人気なんですかね?でもあれば元々、投資をやっている人がブーストするために利用しているイメージが強いですね。
今回のSBI×Tポイントも、ただリスクの低さをアピールするのではなく、ある意味ゲームのようなおもしろみも演出しないと20代には受け入れられないでしょう。
なんならスマゲみたいにしちゃえばいいんですよ、スマホ証券というぐらいなんだから思い切って。
SBIとTポイントだけのコラボで収めるのではなく、後1社、ゲーム会社を加えるとおもしろくなるんじゃないかと思います。
金融や投資の勉強って分かってくるとおもしろいですが、種銭が少ないと一気に引き込む派手さが無くなります(^_^;)
そこをゲーム演出でカバーしてやれば、継続、という成功への道を歩ませやすいんじゃないでしょうか。
ちなみにクレカポイントを投資に使えるカードもありますよ。
アマゾナーとかは検討してみると良いかもしれませんね。
コメントを残す