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SBIソーシャルレンディングのカンボジア実習生支援ローンについて確認まとめ

SBIソーシャルレンディングのカンボジア実習生支援ローン

こんにちは、matsu@matsu_sl)です。

参考 SBISLカンボジア技能実習生支援ローンファンドSBIソーシャルレンディング

先日の通常募集の不動産担保ローンに続いて、今回は毎月募集される「カンボジア実習生支援ローン」。

ロールオーバー発生中ですので、投資したくても投資できないとは思うのですが、SBISL募集ファンドで最高利率なのにこれまで触れていなかったのも不自然かと思いますので、ファンド内容を確認していきたいと思います。

SBISLが提案する社会インパクト投資である

ソーシャルリターン

最近、クラウドクレジットやネクストシフトファンドで良く耳にする「社会インパクト投資」というキーワードですが、これらはマイクロファイナンスによってファイナンシャルと社会貢献のリターンを得るというものです。

SBIソーシャルレンディングでは「ソーシャルリターン」と説明されています。

カンボジアの金利より日本の金利の方が安い

新興国かつ低所得者という属性の場合、借入をする際の利率が非常に高金利となり、貧困層の技能・知識習得を妨げている事態となっているようです。

そこに対して金融市場の整った日本からのマイクロファイナンスを提供することにより、金利水準、さらに為替リスクなども解決し、日本における技術実習を円滑なものにする、といったことを目指しているようですね。

貧困層に対して11%金利は高いと初見では感じましたが、カンボジア国内ではそれ以上の金利で苦しみ、なおかつ日本国内で実習しつつ返済する際の為替リスクを抑えられるなら妥当であると言えそうです。

カンボジア実習生支援ローンの現状

ファンド概要

案件名 SBISLカンボジア技能実習生支援ローンファンド
募集者 SBIソーシャルレンディング
募集金額 毎月100万円程度
運用予定 約12ヶ月
年率 10.0%
担保など 無し

日本で働くカンボジア人技能実習生」向けに、出光セゾンマイクロファイナンス(カンボジア)有限会社からの借換えに限定した貸付事業で運用するファンドです。

現在ロールオーバー発生中

ロールオーバー

ロールオーバーというのは、借手が希望した借入額より募集金額が多く集まった場合、その余った資金を次回募集時にまず充当するという処置のことを言います。

第一回に100万円の募集があったファンドへ120万円の申込みがあった。第二回も100万円の募集だが前回余った20万円を充当するので、実質80万円の募集となる。

13ファンド中6ファンドで遅延発生中

このファンドシリーズはまだ比較的新しく、最初の募集は2017年6月からなので歴史としては1年強といったところです。

初回募集はすでに無事償還され、その後13ファンドが展開されていますが6ファンドで遅延発生といった事態になっているようです。

貸出時に返済計画を立てて実習生としての労働対価で毎月の返済が可能であると判断されているのでしょうが、返済は口座振替のため徴収力が足りていないのも原因かもしれません。

給料天引きにしてシステムとしての硬度を上げれば、募集枠が少ないですが上等なファンドに変貌するような感じがします。

まとめ

全事業者へ波及することはないと思いますが「社会インパクト投資」という概念は、今後ある一定以上の市民権を得ていくジャンルなのでは無いかと感じています。

もちろん投資ですので、利益を出せる見込み合っての社会貢献であり、そこが崩れると「寄付でいいじゃん」っていう話になってしまうので、案件の組成としては難しそうですけども。

SBIソーシャルレンディングにおいて硬度の高いマイクロファイナンス案件が組成されるようになると、ソーシャルレンディング業界もまた違った景色を写し出すようになってくるのではないでしょうか。

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