こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
maneoのラーメン屋、クラウドクレジット案件、SBISLの不動産に続いて4件目という形になるのでしょうか。ガイアファンディングにて遅延ローンが発生した模様です。
発生件数が少ないので事が起こると目立ちます、相変わらず慣れませんね(^_^;)
私は一時期ガイアに投資していましたが、ある出来事をきっかけに投資はストップしていました。また今回の遅延ファンドには運良く該当していません。
ただ時期的に気になる事があるので記事にしておきたいと思います。
目次でサクッと
ガイアの今回の遅延要因
大前提としてガイアはリファイナンスを一つの手段としています
まず大前提としてガイアファンディングではこれまでも計画通りに進められない時はリファイナンスを実施してきました。米国不動産を新築などで購入する場合、想像以上に手続きや時間が掛かるという背景もあり、全てがそれに該当するわけではないかもしれませんが、そういった事態にも対応するための手段として用意されています。
開発許可が降りなくてリファイナンスした事例
ちょうど今回遅延した案件と同時期に償還予定のファンドがこれに該当するのでサンプルとして確認しておきます。
参考 ガイアアロハローンファンド7号ガイアファンディングこれが最初のファンドで「物件の取得費用等」の目的で募集を掛けているものです。
参考 成立ローン総額40億円突破記念ローンファンド1号ガイアファンディングそしてこちらがそのリファイナンス目的のファンドです。その説明を読んでみますと、
事業者Lは、不動産事業者に対して仕入れ資金(物件購入代、工事費等)を融資します。 こちらは、ガイアアロハローンファンド7-8、29-30号の再募集案件です。許可の取得に予定以上の時間を要した為、これから建築を行ないます。
まさしく今回の状況と一致する内容ですね。
上記事例から分かるリファイナンスのタイミング
まずリファイナンス元のファンドの、米国での貸付終了予定日が2017/07/18で最終返済日が2017/08/03となっています。
そしてリファイナンスファンドは募集開始が2017/07/21で、匿名契約締結日が2017/08/03です。
この事例も恐らく貸付終了日にはクロージングのメールを送っているのでしょう。しかしながら開発許可が降りていないので早急にリファイナンス募集する必要があり、上記のように返済に間に合うタイミングで募集しています。
しかし、ここで一つ疑問が。
これ集まらなかったら遅延確定ですよね(;´Д`)
よく考えてみるとかなりな綱渡り案件であると感じます。また返済に必要な金額が集まらなかった場合、手持ち資産がなかったのならどうやって穴埋めする予定だったんでしょうか。
matsu
トラブル臭を感じた「クロージング宣言からの撤回宣言(遅延)」というのは過去でも起こり得たようですね。期限過ぎてからリファイナンス募集するぐらいですので。今回の遅延はそのリファイナンス募集ができなかったという事でしょう。。。それはなぜなんだろ?
maneoファミリーがガイアスキームを危険視したのか?
第一印象ではそう感じました
これまで説明したように、タイミング的にも結構ギリギリに募集を掛けて、もしダメだった場合の対応方もよくわからないので、7月に業務改善命令を受けたmaneoファミリーが審査強化して「ガイアのリファイナンスはリスキー、ダメ」と判定を下したのかなって感じました。
そうなると、今後のガイア案件全てにおいて影響必至。また荒れるのかとげんなりしてましたが、、、
リファイナンス案件自体は普通に募集されている
参考 特別短期ローンファンド9号ガイアファンディング直近でも上記案件のようにフツーに募集されているんですよね〜(^_^;)
参考 カリフォルニアローンファンド27号ガイアファンディングしかも元案件見ると、今回遅延したファンドと同時期償還予定のものであり、こちらも許可の取得が出来ていないとの説明があります。
ということはmaneoファミリーが急に取り締まった感じではないとの見方は正しいかもしれません。
リファイナンスのやり方なんて急に変わっている訳でもないんでしょうし。
今回の遅延は貸付先の不備の可能性もあるのか
詳細は分かりませんが、今回遅延した「テキサススターローンファンド」をリファイナンスする予定なら、9月18日までに募集が完了していないとダメだった訳で、それがだめだった理由としては、
・貸付先U社でのトラブル
・案件に見込みが無いのでmaneoファミリーが突っぱねた
上記2点が考えられるのかなと推測します。
ひとまずガイア自体のスキームを否定している感じではなさそうなので、ガイア全体のファンドへ影響与えることではないと考えています。案件の担保概要みるとメザニンっぽいので、シニアもいるなら応答無しとかにはならないのではないでしょうか。
しかし被弾を免れたと安心するのは早いかもしれません。
先日のSALLOWさんの記事にあったように、ガイアファンディングのファンドはリコースローンなので、もしかしたら被弾していない投資家の投資先財産へも影響を及ぼす、かもしれませんよ。
この点は初体験なので注視しておきたいです。
基本的には読みが当たっていた感じがある
まあこのように推測展開をしていたのですが、9月26日16時ごろガイアファンディングから遅延についての説明メールが届きました。
【遅延理由】
案件所在地は、テキサス州のヒューストンと港のあるフリーポート市の間に位置するマンヴェル市内です。 昨年8月に発生、テキサス州に甚大な被害をもたらしたハリケーンハービーの影響により、 当該の土地は更地でもあり大きな影響はなかったものの、許可申請に対する当局の手続きが遅れたことが理由です。【期失の事由】
ガイアファンディングまたはmaneoプラットフォームにおいて再募集を行う想定をしておりましたが、 maneoマーケットによるリファイナンス案件審査基準に必要な各種エビデンスを期日までに揃えることができず、 再募集が叶わなかったことが主たる理由です。【現状および今後の計画】
現在プロジェクトは進捗しており、開発許可以外に必要な各種許認可の取得等は、エビデンスを含め確認できております。 開発許可が下り次第、水道などのインフラ工事を実施、住宅建設業者に売却・イグジットの予定です。
許可申請が遅れた理由については良いとして、maneoファミリーの基準を期日までに満たせずリファイナンスが叶わなかったということですね。つまりこのファンドだけダメだったということですね。
開発許可さえ下りればイグジット可能というのでしたら、あとは時間が解決してくれると見てもよいのでしょう。あわよくば遅延損害金とかももらえるのかな。
たぶん新築なんでしょうけで、アメリカで新築ってやっぱり大変なんですねぇ。
しかしこの説明を受け入れる限り、読み通りガイアファンディング全体に普及することではなく、一案件の範囲に収まりそうで少しホッとしました。
私がガイアに投資しなくなった理由
ガイアファンディングの眞鍋さん(左側)の所在がよく分からなくなったからです。
一時期というか設立当初よりガイアの顔としてブログや動画で活躍されており、私自身その内容に好感を持っていたので有力な投資先として考えていました。
しかし5月ぐらいでしたか、会社概要のページからもその名前が消えて、ガイアファンディングに問い合わせても「所在しているかも含めて匿名化のためお伝えできません」とトンチンカンなこと言われたので、熱が冷めて投資をしないようになりました。
よく考えると、その時期はmanoファミリーが金融検査受けてる最中だったので、その一環というか影響が真先に出ていた現象の一つだったのかもしれませんね。
「所在しているかも含めて匿名化のためお伝えできません」
私の洞察力が凄まじければ、この変な答えからその後の展開を予測できていたのか(・∀・)
6月にグリフラざわつき始めてから禁maneoファミリーしているのでそろそろ4ヶ月。
投資先が先細っていくのがつらいっすね。
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