こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
先日、SBIソーシャルレンディングで投資中だったSBISLバイオマス3号が早期償還されました。
投資した当時はソシャレン初心者で、FIT価格ぐらいしか禄に分析していなかった記憶があるので、早期償還という結果を受けて、案件のエグジットまでの経緯を軽く推測して再勉強したいと思います。
投資する前にこのぐらいの推測ができると、脱初心者は間違いないと思いますので次回案件を吟味する際にお役立て下さい。
SBISLバイオマス3号の要件確認
案件名 | SBISLバイオマスブリッジローンファンド3号 |
募集者 | SBIソーシャルレンディング |
募集金額 | 20億円 |
運用予定 | 約13ヶ月(2018年3月下旬又は4月上旬~2019年4月末日) |
年率 | 7.0% |
担保など | 担保評価額:24億4,000万円 |
FIT価格は「40円 /kWh」
約半年で早期償還された運びになりました。
経緯を追ってみる
発電所の計画〜稼働までは4年程度掛かる
参考 計画から稼働までの期間について内閣官房ちょっと古いですが、上記内閣官房の資料によりますと、
バイオマスの種類によって1年〜4年程度のスパンが必要となるようです。
バイオマス木質混焼ですとFIT価格は24円程度になり、今回の事案はFITは40円なのでバイオマス木質専焼というカテゴリーに入る発電所計画であると推測されます。
したがって、今回は4年計画の内、半年をソーシャルレンディングで補ったという形になるのでしょう。
20億円のエグジットを半年で完了
借手は今回の資金で上記の事項を達成する目的であったようです。
要約すると「土地」と「権利」を取得するといったところでしょうか。
matsu
エグジット方法として「第三者への売却」か「借手の自己資金」であるとされています。
つまり半年で「土地」と「権利」を取得し、尚且、売却先まで確保していた形になります。
もちろんこれは考えられる中での最高のストーリーですが、多少違ったとしても、20億円を半年でエグジット出来る手腕は評価されるべきだと思います。
まとめ
某企業のおかげでソシャレン投資家内では印象悪いバイオマス発電なんですが、今回の早期償還を受けてやはりどんな案件でも運用会社で雲泥の差が付くのかなと思いました。
20億円を早期償還=SBISLすげーってなりますが、パートナー企業(玄海インベストメントアドバイザー)も優秀であると評価できるでしょう。
半年での早期償還なので恐らく売却で話がまとまったのだと思いますが、「建設」まで手を出さなければ意外と話は進みやすかったりするんでしょうかね。
今回の経験は次回のファンド選ぶ際にも役に立ってくれそうです。
matsu
なんと次回のバイオマスは利回り9%と過去最高です!
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