こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
先日のトラストレンディングにおける勧告内容を確認するべく、証券取引等監視委員会HPを閲覧した時に見つけたのですが、トラレン勧告と同日に「貸付型ファンドの投資家への情報提供について」という建議が申し立てられていたようです。
これはもしかして、匿名化解消に向けて動き出したと見ても良いのかもしれませんね。
参考 貸付型ファンドの投資家への情報提供について証券取引等監視委員会原文は↑で確認してもらうとして、内容を切り分けながら確認していきましょう。
証券取引等監視委員会は、金融庁設置法第21条の規定に基づき、本日、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、下記のとおり建議を行った。
matsu
おぉっ…
金銭の貸付けを出資対象事業とする集団投資スキーム持分(以下「貸付型ファンド」という。)を販売する業者に対する検査において、
・ 資金使途等についての虚偽表示
・ 貸付先、担保等についての誤解表示
・ 貸付先がファンドからの借入れを返済することが困難な財務の状況にあることを認識しながら募集を継続
など、多数の金融商品取引法違反事例や投資者被害が生じている悪質な事例が認められた。
matsu
身にしみてます (´;ω;`)
これらの事例が生じた背景には、貸付型ファンドを販売する業者の法令等遵守態勢が不十分であったことに加え、貸付型ファンドの投資家(資金の出し手)に対し、貸付先(資金の借り手)に関する情報が十分に提供されていないこともある。当該情報は、投資家が出資金の回収可能性を判断する上で重要な情報であるものの、貸金業登録に係る制度の運用上との関係から、現状では貸付先の特定につながる情報の明示を控えた運用となっている。
matsu
他人事みたいに言われると腹立つな…お上の指示だったはずなのに
したがって、こうした投資家への情報提供の状況に鑑みれば、貸付型ファンドに係る投資者保護の一層の徹底を図る観点から、投資家がより適切な投資判断を行うための情報提供や説明内容の拡充などの適切な措置を講ずる必要がある。
matsu
おそーいっ!^^
まあ正直言うと、「遅い」というのが本音です。
しかし先日のトラレンについてもですが、秋口ぐらいからソシャレン事業者ほとんどにアタックしてたんじゃないでしょうか?証券取引等監視委員会の皆さん。
現状で問題点洗い出してから次進むべ〜って思惑を感じています。
で、トラストレンディングが弾かれてしまったと(›´ω`‹ ) ゲッソリ
しかし仮にトラレンが今回の処分で消えてしまったとしたら、
現在、運用されている高速道路とか沖縄案件(虚偽との指摘なかったので官庁絡みの公共事業)にも悪影響与えること必須ですよね。
ある意味担保みたいに働くような気もしますよ。
勧告では貸付金を別用途に使っていたようなことは指摘されてないので最悪のポンジでは無いのかなって印象です。
参考 ソーシャルレンディング会社 うその説明で投資勧誘NHKmatsu
NHK報道は「貸付」を「融資」と称するぐらいの素人が書いています(^_^;)
また「監視委が資金の使いみちを調べている」ってありますが、そんなこと原文には一言も記されていません。そういった解釈を匂わす部分もまったくありません。
時間軸的に追加取材なんてできるタイミングなかったはず。
— matsu@ソーシャルレンディング投資猫 (@matsu_sl) 2018年12月8日
そういえば、maneoグリフラの時もSBISL遅延を同一視して両社報道してましたしね‥
まあ何にせよ、まずは匿名化解消に向けての具体的アクションが始まってくれたことを歓迎したい。
トラレン事案と合わせて正式な発表を待ちたいと思います。
マッチポンプですよね。自ら火をつけて消火しているとしか。
法整備を整えるのではなく、現行法を無理やり適応してきた弊害。他人事が許せないかな。
NISAの件もそうだけど、本当に投資家たち有益となる仕組みを考えていないところが大嫌いです。無能の集まり金融庁と思っています。
一言、「監督省庁の指導に不備があった」と記載されるだけでも溜飲は下がるんですが、どんな正式発表があるのか期待してます。
役人は個人としては優秀だと思いますが集団になると能力不足になる傾向があるのかな(^_^;)