こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
SAMURAIから初となる再エネファンド・太陽光発電案件の募集が開始されました。
私は太陽光発電については上場インフラファンド一択に絞っているのですが、今回募集された案件を検討していると、まずSAMURAIの情報開示姿勢に共感し、さらに貸付先の施行会社にもHPからは好感を持つことができました。
今回の案件は匿名化された情報について、かなり簡単に特定されやすくなっている気がします。
ファンド概要
案件名 | SAF太陽光発電ローンファンド1号 |
募集者 | SAMURAI |
募集金額 | 15,010,000 円 |
運用予定 | 12ヶ月 ( 2019年2月28日~ 2020年2月27日 ) |
年率 | 8% |
担保など | 建設予定地、太陽光発電設備(パネル、パワコン) |
分配 | 償還時一括払い |
ファンド考察
プレーヤーについて
今回の貸付先はズバリ、
です!(HPからはこちら)
特定方法はHPに掲載されていた実物の発電所写真。これを画像検索にかければ一発でした。
他には「栃木県佐野市954.72kw」と住所とワット数詳細をキーワードに検索しても一発で判明しています。
ファンド詳細ページに記載している情報はエコ革HPから転載したものみたいですね。
についての説明は下記を参考にして下さい。
ソーシャルレンディングSAMURAIの評判・実績・安全性など企業情報を分析します株式会社エコ革の姿勢にも共感を覚えます
というのも、中小企業には珍しく、創業以来の決算情報を掲載しているからです。
あくまで簡易掲載であり信憑性を確約できるものではありませんが、こういったところから企業姿勢を伺うことができますね。
今回の貸付にはエコ革代表者の連帯保証が保全処置として付帯しています。おそらくこちらの方が代表者だと思いますが、なるほど工事会社が直販する形が強みなんですね。確かに太陽光発電所は初期コストをどれだけ抑えられるかで15年〜20年先のパフォーマンスが変わるので訴求力はありますね。
イグジットは売却 or 借り換え新たに借金をして古い借金を返すこと。 このように書くとネガティブ... More
イグジットは売却か金融機関からの借り換えで行う予定です。
ちょっとおもしろいのは売却について自社の自己資金で買い取るケースもあるとの記載もあります。
年間シミュレーションは売電収入が20年で5%の下落となっている点は少しあまい感じもしますが、パネル劣化と天候のみが懸念材料で買取単価は21円といえど20年間固定ですからね。
法律で確約されたキャッシュフローをもつ資産ですから借換時にもアピールしやすいでしょう。
総合評価
いやー、実際に匿名化が解消されたとしたらこんな感じで案件を検討できるのかと率先して体験させてもらった感じです(*´∀`*)
ネット上から限定になりますが貸す相手のことをきちんと認識して、その主張や強みを吟味して検討する。
これこそソシャレンの醍醐味!私たちがおもしろみを感じて惹かれた理由でもありますよね!
今は良くも悪くも貸付先がわからないのでソシャレン事業者の存在感が大きすぎると思います。
匿名化が解消されれば純粋に貸付先を投資家が評価する流れが強まり、良い意味で事業者の存在感が消えていくのではないかと。
その姿こそ中間業者として正しい立ち位置ですし、少し話はそれますがプラットフォームとして特化しようとスタートしたFunds(ファンズ)の目標とする地点であり、全ての事業者が到達できる境地ではないかと考えます。
私は太陽光発電について冒頭でもお伝えしたようにソシャレンでは投資しませんが、今回のファンドについてはなかなか良い内容ではないかと感じています。
※当ブログの内容は個人の評価・感想に基づくものであり、商品の詳しい内容は SAMURAIホームページの商品概要・重要事項をご覧下さい。
コメントを残す