こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
TATERUから今回の預金データ改ざんに関する対応が発表されましたので皆様と共有できたらと思います。
上場企業だけあって対応速度や内容について、現時点で十分に見通しを与えてくれるものだと感じています。
一番気がかりな、私達の投資したお金、についての対応方法をきちんと伝えてくれてるのがいいですね。
メール内容
提示された対応方法
1.現在運用中のファンドについて
平成30年9月1日時点までに運用がすでに開始し、現在運用中のファンド (以下「運用中ファンド」といいます。)につきましては、原則としてファンドの運用を継続させていただきます。 ただし、多数の中途解約等によりファンドの運用が不能となった場合には、 運用期間中でもお客様との匿名組合契約が終了する場合がございます。 なお、9月1日現在までに運用期間が終了しているファンドにつきましては、 匿名組合契約に従って清算させていただきます。
2.中途解約について
運用中ファンドの匿名組合契約について中途解約をご希望されるお客様は、 大変おそれいりますが、添付の解約通知書を当社宛にお送りいただきますようお願いいたします。 すでに解約通知書を送付いただいているお客様につきましては再送いただく必要はございません。 (なお、電話、Eメールのみによる解約のご連絡についてはお受け致しかねます)。
3.10月より運用開始予定のファンドについて
平成30年8月31日までに募集が完了し、来月10月より運用を開始する予定であった 以下のファンドにつきましては、運用開始前ではございますが、やむを得ないものとして、運用を中止いたします。 すでに当該ファンドの出資金をお振込みいただきましたお客様につきましては、 速やかに分配金口座に返金させていただきます。 また、クーリングオフ・中途解約の手続きをいただいたお客様につきましても同様の対応をとらせていただきます。 (運用を中止するファンド)
・キャピタル重視型第48号TATERU APファンド
・キャピタル重視型第49号TATERU APファンド
・キャピタル重視型第50号TATERU APファンド
4.新規ファンドの募集について
新規のファンドの募集については、当面の間、実施いたしません。 募集開始の目途がつきましたら、改めてTATERU Funding会員の皆様にはご連絡申し上げます。
要約
1.現在運用中のファンドについて
運用中ファンドはそのまま償還まで運用するのが基本で、途中解約が多く申請されたらTATERU側から契約を終了させるといった内容です。
匿名組合書類を確認すると、
・精算手続費用等を控除する
・投資家へ出資総額を限度に出資金を返還する
・なお資産に余りがあればTATERUが返還を受ける
という形になるようです。精算後に残った資産が総出資額の70%以上であるのなら投資家へは出資金全額が返還されるということですね。
2.中途解約について
中途解約はメールに添付されている書類をプリントアウトして郵送で申請する必要がある。
匿名組合契約書には20営業日以内に返金と記載されていますが、今回問い合わせた方によると15営業日以内に返金する旨を伝えられたようです。
TATERU Funding運営事務局でございます。
— hogehoge (@kazzzzzzz47) 2018年9月3日
解約書面内の契約日についてですが、空欄のままで構いません。解約とクーリングオフはどちらも出資金全額をお返しいたします。弊社に書面が到着してから15営業日以内にご登録いただいた金融機関口座へ出資金全額をお振込みいたします。
と、メールきました!
3.10月より運用開始予定のファンドについて
全て中止で出資金は速やかに返金されるとのことですね。
4.新規ファンドの募集について
基本的に確認が取れるまで被害の確認を抑える姿勢が見て取れて間違っていない対応だと感じています。
特別調査委員会の設置
参考 特別調査委員会の設置に関するお知らせ TATERUまた合わせて今回の預金データ改ざんを受け、上記で知らされているように特別調査委員会が設置されるとのことです。
調査期間は3ヵ月が予定されています。
個人的にこの期間設定には好感を持っていまして、なぜならこの期間中に現在運用中の各ファンドが償還を迎えるからです。外部からのリークなどで騒がしくなることもあると思いますが、少なくとも真実を握るTATERUサイドの発表による運用中ファンドへの影響は最小限に抑えられるのではないでしょうか。
プロパーローンというものがあるようです
今回の発端であった50代男性への35年融資ローンと聞いて、「あぁ、まず銀行と連携してないとこんな無茶通らないだろうな」と思っていたのですが、どうやら「プロパーローン」なるものがあるようですね。
通常の銀行融資ですと団体生命保険という保険への加入が必須条件みたいに設定されており、この保険は80歳という年齢制限があるので、ローンも自ずとその辺りを限度とすることが多いようなのですが、プロパーローンに限って言えば年齢制限は無く、その他保有の資産等で総合的に判断を行うようです。
参考 80歳でもローン審査は通る! 銀行融資の内情を現役銀行マンが語る!! 楽待TATERUアパートへ投資した方のインタビュー記事を拝見すると「団体生命保険へ未加入」という記述も見られるので、もしかしたら今回の融資はこのローンを利用するものだったのかもしれません。
参考 融資資料改ざんのTATERU、契約者が語る営業の実態jbpressだからといって不正を働いたのは間違いないのですが、やっぱり総合的に資産等を評価してのアクションだったのかなとも‥
何にせよ不動産業界全体に波及する可能性を秘めた事案ですので、調査委員会の正式な発表が待たれますね。
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