こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
今日は「マイナンバーカードと保険証が合体!?うわっ、めんどくさそう」ってお話をお届けしたいと思います(笑)
なぜ、マイナンバー制度を諦めないのか。
お偉い人たちの考えることはわかりません(;´∀`)
目次でサクッと
マイナンバーカードを健康保険証として使える改正案決定
その目的
- マイナンバーカードの利便性を高めて普及を促す
- 受診時に本人確認硬度が上がるので医療保険の不正利用防止につながる
主にこの2点が理由となっているようなんですが、マイナンバーカードの利便性を高めるというよりは、旧来の方法を選択肢から外して、強引に一つに集約させようとしているようにしか感じられません(^_^;)
施行にあたって
- 医療機関に専用端末を設置する必要がある
- 従来の保険証はそのまま使える
- 2021年3月からの施行を目指す
政府が本気で取り組むというのなら、マイナンバーへ保険証機能を付けたあとも従来の保険証を使えるという処置はいわゆる「経過処置」ということになり、期間を決めてのテスト運用や以降猶予期間を設ける趣旨があるのだと思います。
ただ施行にあたって、「医療機関に専用端末を設置する」というのが果たして実現できるのかが疑問です。昨今は医療業界と言えども経営手腕が問われるご時世となっており、病院クラスなら問題はないと思いますが、診療所クラスの個人医院などで専用端末を導入することが費用的にできるのでしょうか?
またメンツにかけてそういったところにも導入させるために補助金とかも出しちゃいそうですが、それって結局は税金が原資なのでツケは国民負担になるのでは?
そうなると、一国民としては「余計な負担をかけて実益の少ないことしないで欲しい」というのが実直なところです。
本当に利便性は向上するのか?
保険の切替はスムーズに行われるのか?
まずこれを気にかけてしまいます。例えば厚生年金保険に入ってたサラリーマンが退職して国保に切り替る場合などが想定されますが、どっか役所に行ってマイナンバーカードに上書きしたりするなら結構手間な感じもします。
実際には、医療機関でカードを読み取り保険支払機構みたいなところに問い合わせる形での利用が想定されているようですが、問い合わせ先で自動的に更新されているような仕様でないと不便だと思います。
仮にこれがバックグラウンドで処理されているのなら、いちいちカードを交換・返納しなくていいのでメリットになるのかもしれません。
個人情報+医療情報の合体で事務軽減などのメリットがあるのか?
ただマイナンバーと保険証がくっついても、国民にとってはそれほどメリットを感じることは無いと思うんです。
せっかく個人情報と医療情報が合体して処理されるんですから、「医療費控除」など面倒な事務作業などもバックグランドで処理されるか、簡略化されるぐらいのメリットは欲しいものです。
マイナンバーカードの利便性向上には「自動化のメリット」が必要
そして医療費控除だけでなく、確定申告にも使うマイナンバーカードに機能を集約させて利便性の向上をねらうのなら、「あらゆる役所手続きのバックグラウンドでの自動化」がメリットとして明確にされないと国民からは求められないのではないでしょうか。
あと、国民にとって有利な手続きなどもきっちり教えてくれるようになってもらいたいですね。
そして普及には「高いセキュリティ」が不可欠
一枚の物理的カードに社会生活の機能を集中させるには非常に高いセキュリティとリカバリーが求められると思います。
不正利用を防止するのは当然ですが、物理カードなので紛失した時のダメージを軽減できるような手段や仕組みも当然必要になるでしょう。
目下、医療機関で取り扱う個人情報の量と重要度も跳ね上がってしまうので、結局医療費削減を邪魔することにつながるのではと不安視してしまいます。
現状は「カード無くてもOK、番号があればいい」
マイナンバーなんて国民には必要ないものという認識なんですが、それでも様々な仕様変化により利用するシーンは増えてきました。
ただしそれは「マイナンバー(番号)」であって「マイナンバーカード」ではないということがポイントになると思います。
昨年、父親を亡くしたのですが、その後の処理を行う際にも「マイナンバーカード」なんてものはまったく必要ではなかったです。
番号は必要だったような記憶もありますが、人が死ぬという恐らく一番手続きが面倒な事案であってもカードは必要ないという現状‥
マイナンバーが導入された確定申告だって事務作業などの労力には変化も無く、さらに本年から導入された「ID+パスワード方式」の確定申告の方が、マイナンバーカードを読み取るリーダーが必要ない分利便性は高いです。
ですから、現状では「番号があれば問題ない」というのが殆どの方の意見だと思います。
相変わらず無理矢理感を否めないマイナンバー政策ですが、国民にNOを突きつけられている現在の状況を打開する手段を見つけるのではなく、諦めるという選択肢も検討してほしいと思います。
資産や収入がある人には、医療負担を多くしていこうという考えの一環かなと思っています。累進課税の仕組みを考えると、多く稼ぐなら多くを負担して。。。
現税制や社会保障を考えると、低収入は負担がかなり低いです。
特に収入ない大金持ちは、資産に余裕がありつつ、負担が全くありませんから。
ここは利便性ではなく、税や社会保障全体の負担の仕組みの考えかな。
私は、払う方であまり納得できない面もあります。もう少し低所得側にもあるべき負担はするべきと考えているところもあります。
ですが、収入や資産の追尾し、政府が思う負担の公平が進むのは、仕方ないと諦めているところです。もっと若い世代が選挙に行って、若い世代へ厚い支援がある仕組みの方がいいとは思っているのですが。。。
確かに累進課税ではありますけど、節税スキームで実効税率は引き下げられるので収入少なくても資産を持っている人間の方が有利ですよね。
さらに今だデフレからは脱却出来ていないと思いますので、資産を持つ高齢者のマウント力は絶大です。
若者が選挙にて大いに主張するのが本筋ですけど、それよりも現在力を保持している年代が「次代のため」と考えて行動する流れも必要だと思います。
ある意味、前時代的な覚悟が次代の構築に求められているのかもしれません。