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「ソーシャルレンディングの信頼性」CPインタビュー記事の要約と感想

ソーシャルレンディングの信頼性

matsu

今年の夏はまじ溶ける・・・

こんにちは、matsu@matsu_sl)です。

先日、クラウドポートに興味深いインタビュー記事が掲載されていましたのでご紹介します。

参考 課題が表面化した「ソーシャルレンディング」、投資家は今、何を信頼すれば良いのかーー3社代表インタビュークラウドポート

クラウドバンクオーナーズブック、クラウドクレジット各社代表に対するインタビュー記事です。クラウドクレジットはまだ勉強してないので未投資ですが、他2社には投資中。

ソーシャルレンディングの中核に位置する各社代表の見解を把握できるので大変参考になりますね。

ちょっと長いので各トピックごとに各々のコメントを要約して比較してみたいと思います。要約することで私の主観が入ってしまうことを予めご了承下さい。

質問事項と回答まとめ

質問内容 CB金田氏 OB岩野氏 CC杉山氏
各社に求められる事 答えになってないと感じましたby matsu 投資家に対しての誠実な姿勢と責任、それを実現する態勢 適切な情報開示
匿名化廃止について 好ましい 歓迎する。前から主張してた 歓迎する
匿名化廃止の影響
リスクを把握した上で投資判断ができるようになる 強制的に全て開示という流れは業界の足かせになる リスクを適切に把握できるなど投資検討においてメリットが出る
匿名化廃止の現実案 義務化についてはある程度慎重に。良質な融資先減少の恐れもある 基本ルールを作り事業者判断に委ねる 積極的に情報開示に努める
融資先への審査やモニタリング 決算書の提出と年1回以上の現地確認、基本的かつ厳しいモニタリング 現地へ赴き提出書類との整合性を確認。管理部や委員会も新設した。
投資時に気をつけるポイント 事業者信頼度(過去に実績大切) 事業者信頼度(透明性を高めるため上場した)
デフォルト時、投資家は事業者へどんな対応を取るべきか? 積極的に事業者に説明等を求めるべき。その権利がある 答えになってないと感じましたby matsu 意見・要望を積極的に頂きたい
SL業界発展に今後必要な取り組みは? 担保評価や案件情報など業界全体で基準を揃える 各事業者は顧客資産を扱っている自覚を持ち、より慎重に運用する セミナー、懇親会を通してコミュニケーションを増やす。事業者の暴走を抑えることができる。

匿名化廃止について、匿名化廃止の影響、匿名化廃止の現実案についてはインタビュー記事の「仮に匿名化が廃止となった際の業界における影響についてはどのような考えをお持ちでしょうか。」を分割して整理しています。

2社以上共通の質問事項と回答をまとめました。

いや、これだけでもそれぞれの事業者の色合いというものが出てくるのが分かりますね。

例えば、「匿名化廃止の影響」についてですが、クラウドバンク金田氏とクラウドクレジット杉山氏は顧客メリットについて言及し、オーナーズブック岩野氏はそれらを前提とした上で事業者側の影響についても言及されています。

人物としてはクラウドバンク金田氏とオーナーズブック岩野氏については、良く言えば「大人」、悪く言えば「壁を感じる」。クラウドクレジット杉山氏は良く言えば「親密」、悪く言えば「幼い」といった印象です。

どっちのタイプを信じるか、といった話ではなく、そういった感じがあることを把握出来ただけでも良かったと思います。

個別質問〜信頼性は事業者モラルに一任されている現状

親会社・グループ会社への不適切な融資

オーナーズブック岩野氏の見解

情報開示がなされていれば融資自体は問題ではない。

身内に甘い審査やモニタリングは問題と言える。

現状事業者モラルに頼るしか無い。

ソーシャルレンディングの構造的問題点

クラウドバンク金田氏の見解

業界としての基準が統一されていない。

融資先審査など事業者モラルに頼るしか無い

つまりは各事業者も現状のところ「事業者モラル」という不確かなものに頼らざるを得ない点を問題視されているとお見受けしました。

それを解消する第一歩が匿名化の解消という認識も見受けられます。

ただ投資家としてはこれらに加えて法的制限や罰則もきちんと設けて頂きたいと感じています。

やっぱり業界基準も大切ですが、それらを法的に網羅しないと信頼性には繋がりにくいですよね。

まとめ

各質問事項に3社代表がそれぞれ答える形式ではありませんが、まとめてみるとなんとなく、その質問にその会社代表が答えている意味みたいのもフィーリング的に分かった感じがします。

最後にインタビューの中でちょっと安心というか嬉しく感じるコメントもありましたのでご紹介しますね。

すなわち、当社は情報を開示していれば、リスクの高い融資先の案件でも許されるとは考えておらず、貸し倒れなどの事態が生じた場合、適切に担保から資金回収ができる可能性が高いと判断した案件のみを提供するべきだと考えています。

クラウドバンク金田氏

クラウドバンクの募集案件や姿勢を見てきて自分としては、中々に腑に落ちる言葉を拝聴できたので気分が良くなりました。

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