こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
9月中旬と10月初旬に太陽光買取制度(再エネ買取)について、その将来性を問うニュースが発表されていましたのでご紹介します。
参考 9/13 太陽光発電の買い取り、現在の半額以下 経産省方針、20年代半ばに朝日新聞デジタル 参考 10/4 太陽光買い取り見直し検討 未稼働は認定取り消しや減額Yahoo!ニュース-朝日新聞デジタルうーん、どちらも太陽光発電に対してネガティブ、光が強くなれば濃い影を落とす感じです(^_^;)
しかしながら、これらはあくまでニュースです。
経産省にも問い合わせましたが、まだ全く内容が決まっておらず時期も未定、とのことでした。
まあ確かにタイトルを見ると、国が煽ってハシゴ外すんかいって感じちゃいますよ。
…早合点は身体に毒なので1つずつどんな影響があるか考えてみましょう。
20年代半ばに太陽光発電の買取価格を半額以下に
これは予想されていたこと。しかし10円切りは予想外かも
これは太陽光発電所事業者間では常々予想されていたことで、予想では10円ぐらいで落ち着くのではないかとの認識でしたが、今回の報道では10円切り8.5円まで下がるとのことなので、この点は予想外と言えるでしょう。
これはFIT期間中の話ですが、太陽光を設置する際はFIT期間が終了した後のことも考慮しておかなくてはならず、大抵は撤去を選択していますがLoopという事業者では独自の価格設定で買取価格を延長保証するサービスなどもあります。
これ見ると、Loopさん良いセンスしていまよすね(笑)
未稼働は取り消しや減額処置される可能性も
あくまで未稼働の認定FITが対象です
こういう報道されるとすぐに自分が関わる案件を心配してしまいますが、あくまで未稼働の設備に対しての処置であることを忘れてはなりません。
ソシャレンでも現在募集されていたり、ファンドとして組成されているものは問題ないでしょう。
また私は太陽光についてはインフラファンドのタカラレーベン・インフラ投資法人(9281)をメインにしているのですが、前者の報道を受けて下記のようなIRが出されており分かりやすいのでご紹介しておきます。
参考 9/14 固定価格買取制度の見直しに関する一部報道についてタカラレーベン・インフラ投資法人しかし、個別の再生可能エネルギー発電設備に適用された調達価格は、当該再生可能エネルギ ー発電設備の調達期間の間、原則として(注)、事後的に変更されることはありません。したがっ て、今般報道された経済産業省による検討は、今後に同制度の下で認定を取得する新規の案件に 適用される調達価格の引下げに関するものであり、既存の案件に既に適用されている調達価格を 事後的に変更することに関するものではないものと認識しております。 (注) ただし、物価その他の経済事情に著しい変動が生じ、又は生ずるおそれがある場合において、特に必要が あると認めるときは、調達価格等を改定することができることとされております。「物価その他の経済事 情に著しい変動」とは、急激なインフレーションやデフレーション、スタグフレーションのような例外的 な事態が想定されています。
つまり、スタグフレーションが起こっちゃうような大混乱・大惨事が起きない限り、稼働中の発電所に影響を及ぼすものではないということです。
この点は私の認識も同じなので賛同します。
しかし今後の高FIT単価は調達が難しくなるのかも
しかし、もしこの検討で宙ぶらりんの認定FITが全て処分されることになると、高単価での発電所新設は難しくなるでしょうね。
特に個人での投資は壊滅するでしょうし、メガソーラーとしても超企業努力しないと難しいかもしれません。
しかーし、タカラレーベン・インフラ投には在庫あります!
これは9月のセミナーでもらった資料からの情報になりますが、タカラレーベン・インフラ投にはスポンサーがおり、そのスポンサーが所有する物件を優先的に売買交渉出来る権利を持っています。
その規模は2020年3月の稼働目標200MW!稼働ですから検討外の案件ですし、何より容量が十分すぎるでしょう。もちろん全てゲットはできないでしょうが、増資による発電所増加にはある程度耐えられる見込みがあるようです。
だから、太陽光に投資するなら9281がオススメですよ〜
NISAとコンボで利回りもソシャレン超えますしね^^
風力発電が見直されるのかも
今回のFIT価格見直しは報道タイトルは太陽光発電ですが、事案としては再生エネルギーという枠組みですので風力発電等も含まれるかもしれません。
この点を経産省に確認しても、やはり未定なので答えようがないとの返答を頂きました。
でも、、、日本と言えば「ジャンル先進国を模倣する国」ですよね^^
参考 2030年エネルギーミックス必達のための対策経産省はい、見て分かるように再エネ先進国の主要再エネ(水力除く)でトップに来るのは風力発電なのですよ。
この点も私がクラウドバンクで風力発電を推している理由にもなっています(;´Д`)アトヅケクサイ..
クラウドバンクは風力発電ファンドを第一候補として考えたいまた国際公約(たぶん)として2030年までに再生エネルギーで総電力の2割以上を賄うと公言しているのですから、日本政府としてもメンツを保つために普及に際しての手段を講じることでしょう。
参考 新しくなった「エネルギー基本計画」、2050年に向けたエネルギー政策とは?経産省-資源エネルギー庁さらに上記ページの2050年計画でも2030年計画確実に実施しますって言ってますし。
もしかしたら風力発電FIT価格キープしますって感じかもしれませんね。
matsu
風力発電は元々FIT価格低いですがその分価格も下がりにくい状態が続いています。メガ風力的な洋上発電所はここ数年下がっていません。
まとめ
タイトルでも述べてましたが、こういった検討報道がされるともしかしたら駆け込み需要的なことが発生するかもしれません。
未稼働で対象になるなら早く稼働しないと!って感じで。
となると、まるで線香花火のラストのような儚いブームが到来するのかも。ソーシャルレンディングにおいても太陽光発電案件が増えることも予想されるかもしれません。
でもまあソシャレンは基本新規開設で「作って売ってお終い」なので、出てきた案件が売れると判断できるならしばらく問題ないかもしれませんね。
個人的にはそろそろ太陽光のセカンダリー案件とか出てくると健全だと思っていますが。
という訳でSBISLやクラバンで投資検討してみましょう!
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