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やばいソーシャルレンディング会社の特徴【みんクレ&ラッキーバンクから学ぶ】

やばいソーシャルレンディング会社の特徴

先日のラッキーバンク遅延メールで大騒ぎのSL業界ですが、自分は投資家スタートしたばかりですので投資していません。

被害は被ってませんが、怒りは感じます。

今後また似たようなケースが起こる可能性も大いにあると思います。自分はこれからも投資を続けていきたいと考えていますので、こういった悪例を参考にこれからの自分の投資へ生かしていきたいと考えています。

またこれから参入される方にもぜひ参考にして頂きたいと思います。

やばいと思うソーシャルレンディングのポイント

主要株主・資本&業務提携先がハッキリしてないとヤバイ

両社とも同族経営、匿名化を隠れ蓑に内輪で調整できる経営体制であったこと。

これが一番のポイントかも知れない。

例えば一つの案件に投資する話だったとしても、ソーシャルレンディング投資家のみで投資するより、銀行などの他者が共同で投資する形の案件の方が、投資家が騙されるといったことが少なく抑止力が働いていると言えます。

ソシャレン会社と投資家のみが参加している構図は、業務が回転している間は利害関係が一致するので順調ですが、今回のように業務が停止するケースになるとソシャレン会社が業務継続を希望していない限り、投資家を保護することに利は見いだせない。

見捨てても法律違反ではない上、グレーに儲けられるなら逃げちゃうか…

と悪い考えが浮かんでいるところに、

あ、でもそんなことしたらあの人に怒られる…

という考えを起こさせる存在がいるのか?

つまり、

投資家と金融庁以外にソシャレン会社に圧力を掛ける存在

その存在の有無効果を見極めていくことも今後のポイントとなりそうです。

デフォルト=「全損」という構図がヤバイ

ラッキーバンクはまだ結末がはっきりしていませんが、みんクレと同じような道を辿るんじゃないかと感じています。

となるとデフォルト=ほぼ全損という事例が重ねられる事になるので、ソーシャルレンディングの印象はかなり悪くなりそうです。デフォルト=元本数割毀損なら担保も機能しているのでビジネス的な失敗として納得できますが、全損ははっきり言って詐欺行為に等しいと感じます。

個人の願いとしては元本毀損という形で決着して欲しいとは思っていますが。

人とお金が集まる=「社会的証明」がヤバイ

※ちょっと行動経済学的な話になります。

人間の行動は「損失回避」で全て説明できると考えています。人間行動とは全て損失を回避するための動作であるという意味です。この回避する損失についてですが、自分はこれが2種類あると考えおりまして、1つ目はエネルギーロス(生きるために必要なエネルギーの時間経過による減少リスク)、そして2つ目は他生物によるエネルギー搾取(他生物に食べられてエネルギーにされてしまうリスク)です。

これらの損失を回避するために、食べ物を食べたり身を守る術を見つけるのですが、それらに対して汎用性が高い解決手段が、現代社会では「お金」ということになりますね。


人間にとって最もエネルギーを消費することは考えることであり、困ったことに脳をフル活動して考えていると肉体の動きは鈍くなります。考え中という状態は手持ちのエネルギーも減少しまくり、動きも鈍るので他生物に攻撃されやすくなってしまう危険な状況になっているということなので、、、

つまり考えること自体がリスク、というのが人間の基本スタンス。一見して不合理にも見えますが、考えたくない・考えない、という選択肢はエネルギーの増減を主軸にすると非常に合理的な判断であると言えます。


しかし、それだけだとどん詰まりです。

そこでようやく出てくるのが表題にあった「社会的証明」。これは、

人やお金が集まることには意味がある、自分一人が考えたことより多数の人間が考えた事のほうが正確であり、その結果集まっているのだから安全だ!

といったように反応してしまうことを挿します。つまり自分の脳ミソを使わずエネルギーセーブしつつ集団に入ることで身を守り最大限の利益を得てしまおう、という人間に備わっている本能的な行動パターンのことです。

しかし、みんながそうやって考えて出来てしまった集団は安全でしょうか?いいえ、誰もまともに考えていないので(誰かが考えていると考えている)ので安全なんかじゃありません

matsu

私にも、行列のできるラーメン屋がぜったい美味しいと思っている時期がありました(;´∀`)今はそーでもないよねって思えますが、その時のその判断はエネルギー的には非常に合理的だったんですよね。これからエネルギー補給するのに考えて無駄なエネルギー消費するのは不合理って感じで。


もし自分のセンサーが「考えることでより多くの損失回避ができるかも???」と感じてくれると、旧来のパターン化された思考・行動に加えて新しい技術や知識を経験として身に付けることができるようになります。

社会的証明も元々はこのような流れで我々のご先祖様が洗練してきた成功確率の高いヒューリスティックです。

恐らく有史以前より在るこの行動パターンは強力なので、現代でも様々なところで活用されています。


オークションでなぜ1円スタートするのか?

それは入札数が多くなると社会的証明になるからです。


なぜ有名人を公告塔に採用するのか?

それは有名人の後ろに有名人を知っている多くの人間がいると想像して社会的証明が働いているからです。結果、広告されている商品・サービスは多くの人に支持されていると誤認します。


なぜmaneoファミリーに投資履歴欄がついているのか?

投資履歴欄

それはこんなに多くの人が実際に投資してるんだよっという社会的証明を演出しているからです。

|電maneo柱|・ω・`)トバッチリ


みんクレとラッキーバンクについても【社会的証明】が働きすぎたのが原因の一つであるように思えます。

社会的証明は非常に強力なので、それに打ち勝つには、強い意志はもちろんですがマイノリティを好む性格的要素も必要なのかもしれません。

何かを判断する時、まず他人の評価・意見を参考にしてしまうタイプの人は気をつけた方が良いでしょう。

人間には「群衆というものに実態を伴わない意味を持たせてしまう」という習性があることを認識しておくことも、同じ轍を今後踏まないためにも必要なことだと思います。

後は余計なコミットメントをするとそれが埋没資金的に働き、上手くない行為にも一貫性を与えて継続させてしまうのが辛いところですね。

matsu

人が集まってると何故か見ちゃう、意味を探しますでしょ?アレデス

7 Comments

レッドマフラー

初めてコメントさせていただきます。よろしくお願いします。
私はソーシャルレンディングが登録を今年2月から始めて、投資実行が今年4月の後発組でございます。
色んなブログ等を拝見させていただいておりますが、みんクレやラキバンの事件は証券取引等監視委員会による行政指導勧告を受けており契約条項に完全違反しているのに、通常の借入人が破綻した案件のような楽観した対応にに見受けられます。
なぜ皆さん契約条項を重視されないかよく理解できないところであります。
今後のソーシャルレンディング業界の発展を期待している一人として、投資したいSL会社が近く共感したブロガーのmatsu様にコメントさせていだきました。

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matsu

はじめましてー(*´∀`*)ノ
お、自分とSL同期ですね。
ラキバンの件は匿名組合契約を裁判で覆せるんじゃない?と思ってました。金融庁が公に勧誘時に虚偽があると指摘してますもんね。
まあ、投資する=コミットメントする、ということなので、当事者になると疑うより信じるほうが一貫性保つの楽だから、それで楽観視してしまった感もあるのかな。
この件で自分が期待しているのは、正しい形でのデフォルト事例、それと匿名化超緩和といった感じです。

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けんす

matsu様

はじめまして。
ラッキーバンクに投資してしまい、何もできずにいる投資家です・・・。
行政処分の内容を見た時、みんクレの処分より軽そうなので、勝手に安心してしまいました。
それよりも早く、2月2日の勧告の時点で匿名組合契約の解除等を検討していれば・・・。
ここまで状況が悪くなってしまいましたが、個人投資家として何かできるか・・・考えております。 
アドバイスあればよろしくお願いします。

返信する
matsu

はじめまして!
自分はちょうどその頃からSL始めたので、みんクレと合わせて運も良かったのかなと感じています。
あくまで自分が被害に合っていたらの話ですが、弁護士指導の元、ラキバンに組合契約解除の申し出を行い、
受け入れられなかったら投資金額と裁判費用を天秤に掛けて裁判するか、といったところでしょうか。
まずは専門家へ相談しどんな道が残されているのかを模索されると良いと思います。

返信する
けんす

matsu様

弁護士ですか~ なかなか費用のハードル高そうですが、調べてみます。
早い返答ありがとうございます!

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仮面組合

みんなのクレジットは詐欺じゃないです!キリッ!

ファイアフェレットさんがこんなに広告してるんです!

詐欺な訳ないでしょ!

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