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ソーシャルレンディングにおける為替リスクはクラウドクレジットの為替ヘッジ無し案件でのみ考慮すれば良さそうだ

ソーシャルレンディングにおける為替リスク

こんにちは、matsu@matsu_sl)です。

為替は全てにおいて関連性が高いので間接的な影響はあるでしょうが、ソーシャルレンディングにおいて直接的な影響を受けるシチュエーションは限定されています。

タイトルにも記載しているように、クラウドクレジットにおける為替ヘッジ無しファンドへ投資する場合です。

為替リスクと、対応策である為替ヘッジ、これらの関係を紐解きながらソーシャルレンディングと為替リスクについて考えていきましょう。

為替リスクを軽減させる為替ヘッジとは?

為替ヘッジとは

まずヘッジという概念を調べてみると、

リスクヘッジとは、起こりうるリスクの程度を予測して、リスクに対応できる体制を取って備えることです。単にヘッジと呼ぶこともあります。

SMBC日興証券

このような概念であることが分かります。つまり為替リスクに対応できる体制を整えることを「為替ヘッジ」と呼ぶようですね。

では具体的な「対応できる体制」とはどのようなものなのでしょうか?

為替ヘッジは「為替予約」がスタンダード

そのリスク対応の手法として「為替予約」というものが一般的に用いられています。これは為替相場の上下により損失を被らないために、決済時にある一定の価格で決済する権利を予約するというものです。

例えば1$=100円で取引を開始し100$の利益が発生する事案があるとします。

決済時に為替相場が1$=90円という状況にある時、受け取れる利益は9000円です。

開始時には1$=100円で利益100$なら日本円で1万円の利益が発生すると見込んでしまうので、米ドルで稼いだ利益事態は変動ありませんが、為替相場によって実利が侵害されたケースになります。

為替予約は主にこういったケースを防ぐために行うもので、具体的には事案開始時に「決済時に1$=100円で決済できる権利を予約する」ということを行います。

これにより前述の為替リスクを抑えることができるので万々歳に見えますが以下のデメリットも存在しています。

  • 手数料がかかる
  • 決済時に1$=100円でも手数料がかかる
  • 決済時に1$=110円でも手数料がかかる

このように決済時に予約した価格以上になると手数料が無駄となり、さらに為替の恩恵も排除してしまうことになるのです。

従って一概に「為替ヘッジ=正義」と言えるものではなく、状況によって使い分け無くてはならないものであることが分かります。

為替ヘッジの使い所

一般的にFXにおいて取り扱いの少ない新興国通貨などが関わるのなら為替ヘッジはつけるべきだと言われています。流通量が少ないため価格も不安定で値幅も大きくなるため、決済時に好転を期待して投資するのはかなりのギャンブルとなるからです。

逆に流通量の多い米ドル、ユーロ、円については急激な変化が現れにくいため、これらで建てられた投資案件についてのみ、為替ヘッジの有り無しを検討することができるでしょう。

もちろんあくまで検討です。短期か長期の投資になるかでも大きく判断が異なります。

ソーシャルレンディングにおける為替リスク状況

ガイア、アメリカン、maneoなどは為替ヘッジを行っている

ガイアファンディング、アメリカンファンディング、maneoについては基本的に為替ヘッジを行ってファンドを組成しているので、日本の投資家が背負う為替リスクは無いと言ってよいでしょう。もちろん相場の好転によるボーナスもありませんが、為替予約の手数料も貸付先か仲介事業者が負担するので、純粋に日本円でのリターンを検討しながら投資を行うことが出来ます。

しかし、貸付先が為替予約の手数料を負担し、その手数料自体をソーシャルレンディングで募集するようなこともあるということを覚えておいて下さい。

クラウドクレジットの米ドル・ユーロ建て以外のファンドでは為替ヘッジ使った方がリスクを限定できて安心

クラウドクレジットにもヘッジありなしのファンドがあります。自分が投資するなら間違いなくヘッジありのファンドへ投資するでしょう。

理由はクラウドクレジットのファンドは基本年単位で決済時の為替相場を読む力が私には無いからです。

しかし、それでもヘッジなしで為替要素も投資に盛り込みたいと思うのでしたら、米ドルかユーロ建てのファンドのみが投資対象として見ることが出来そうです。

ロシアルーブル建てのファンドなどもありますが、流通量の低い通貨での投資は行いたくありません。一時期流行ったブラジル・レアルなんかも同様です。

そう考えるとクラウドバンクの米ドル建てファンドは特殊

為替リスクの多くは決済時に強制的に日本円に変換されてしまう時に発生するものですので、米ドル建てで投資ができて配当・償還も米ドルであるクラウドバンクのファンドは特殊であると言えます。

為替状況が円高になると塩漬けになる可能性もありますが、基本的には自身の手によって為替リスクをコントロールできるので、為替予約に変わる為替ヘッジ策として考えることもできるかもしれませんね。

まとめ

最近FX関連の学習も始めまして、為替要素についても敏感になってきているのですが、ソーシャルレンディングにおける為替リスクは、クラウドクレジットに投資しなければ皆無とも言えるので心配する必要はなさそうです。

個人的にはクラウドバンクの米ドル建てファンドが今後どのような展開になるのかに注目しています。まだスタートしたばかりですが、クラウドバンクがレンディングクラブやプロスパーと提携し、日本からアメリカのソーシャルレンディング案件に投資できたりするとおもしろそうですよね。

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