こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
SBIソーシャルレンディングからの嬉しいお知らせが届きました!
参考 <進捗5>SBISL不動産バイヤーズローンファンドの延滞債権の回収についてSBIソシャレンバイヤーズローン遅延残金の回収報告です。
遅延発生から4ヶ月程度しか経過していないですが、当初は競売などで時間が消費され長期化する恐れもあると見られていた所にこの素早い対応なのですから、該当される投資家の方々は嬉しさも一入だと思います。
ただやはり満額というわけには行かなかったみたいで、その辺りを1つずつ確認していきましょう。
遅延債権総額の70%を回収!
まずバイヤーズローン16号〜22号というファンドが該当2社による返済遅延を発生させていました。(各ファンドで該当2社が遅延)
その遅延総額は13億3,550万円(1,335,500,000円)
今回新たに3億351万円(303,513,000円)を回収
10月31日時点の総回収額は9億3,551万円(935,513,000円)
また今回の回収で損失が確定した元本が1億2,998万円(129,987,000円)
遅延残金は2億7,000万円(270,000,000円)となっています。
よって10月31日時点の遅延債権の回収率は
回収率:70%
総回収額 / 遅延総額 *100
(935,513,000円 / 1,335,500,000円 *100)
ただし、今回の回収で元本損失が確定しましたので今後回収率のMAXは100%になることはなく、
MAX回収率:90%
(総回収額 + 遅延残金) / 遅延総額 *100
(935,513,000円 + 270,000,000円) / 1,335,500,000円 *100
という形になります。
出資総額に対して4%〜12.5%の損失で収まる計算に
出資総額が31億8,950万円(3,189,500,000円)
損失が確定した元本が1億2,998万円(129,987,000円)
遅延残金は2億7,000万円(270,000,000円)
従って出資総額に対する元本損失割合は、現時点の確定した損失のみで計算すると
元本損失割合:4.07%
損失が確定した元本 / 出資総額 *100
129,987,000円 / 3,189,500,000円 *100
仮に遅延残金が丸ごと損失となった場合は、
元本損失割合:12.5%
総回収額 + 遅延残金 / 遅延総額 *100
(935,513,000円 + 270,000,000円) / 1,335,500,000円 *100
つまり遅延発生に対する最終的な元本損失割合は4%〜12.5%とみることができます。
さすがに遅延残金の全額が損失になることは無いと思いますので、結果的には損失割合は抑えられるものと思われます。
まとめ
何気にソーシャルレンディングにおいて初めてのまともな遅延発生&事業者による回収という構図だったので比較前例がないので判断も難しい面もあると思います。(まとも=ソシャレンの内包リスクが顕在化した意)
やっぱり22号ファンドがネックになっていますよね。
SBIソーシャルレンディングの遅延ファンド情報を分析してみると22号が試金石になりそうしかし、それでも発生から4ヶ月で遅延債権の70%をしっかり回収し、残るは22号のみと絞ることが出来たのですからSBIソーシャルレンディングの処理能力は優れていると言えるのではないでしょうか。
もちろん22号に出資している方には今回は少しだけの進捗となりましたが、さすがに遅延残金が丸ごと損失になることは無いのではないかと思います。
遅延債権回収率が80%後半、元本損失割合も5%ぐらいとかになったら最高ですね。そんぐらいだと余裕で他ソシャレン利益と相殺して税金還付でまかなえそうです。
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