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インフラファンドと再生可能エネルギー案件を比較する

インフラファンドと再生可能エネルギー

こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。

ソーシャルレンディングとREIT ソーシャルレンディングとREITの利点を比較!そのメリット&デメリットとは!?

前回はREITと比較してみました。

そして今回は最近注目されてきている「インフラファンド」と我らがソシャレン業界でもメジャーな「太陽光発電再生可能エネルギーの一つでかつての代表格。現在はFIT価格もきびしく... More」案件を比較します。

そのメリット・デメリットを確認しながら、どののような選択が自分にとってメリットを多く享受できるのかを考えてみたいと思います。

ぶっちゃけソシャレンの負け戦です(-_-;)

ざっと各項目で比較する

まずインフラファンドって?

REITは不動産を保有してそこから得られる収益を分配するものということは周知だと思います。

かいつまんで説明するとインフラファンドとはそのインフラバージョン。再生可能エネルギー施設や湾港施設などのインフラを保有しそこから得られる収益を投資家へ分配するファンドです。

REITと同じく東証へ上場しているので、証券口座を開いていれば気軽に買い入れることができます。

2018年6月現在、上場しているファンドは下記4種類。

  • タカラレーベン・インフラ投資法人
  • いちごグリーンインフラ投資法人
  • 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
  • カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人

前述で再エネ施設や湾港施設と説明しましたが、現在のところ上記4種ファンド全てにおいて太陽光発電施設へと投資対象が絞られているようです。

ソシャレンも太陽光発電案件がメインなフシがあるので、現在は両者を比較しやすい状況であると言えます。

ざっと各項目で比較

ソシャレン インフラファンド
投資形態 融資 投資
価格変動 無し 有り
流動性 低い 高い
税制 不利 有利
利回り 6% ~ 7% 5% ~ 6%
継続性 低い 高い
担保性能 低い 高い
破綻リスク あり あり

価格変動のメリット・デメリット

ソシャレン インフラ
メリット 値動きないので堅実 値上がりで売却益
デメリット 人気が出ても価値が上がらない 値下がりで損失

ソーシャルレンディングには投資期間中の価格変動がありませんので、価格が下がらないのがメリットであり値下がりによるストレスが軽減されます。

しかし、その反面インフラファンドは値上がりする可能性も秘めていますので、償還時(売却時)に差益を期待することもできます。

日本再生とカナディアンは現状ちょっと期待できそうですね。

流動性のメリット・デメリット

ソシャレン インフラ
メリット 無し、完敗 好きな時に入退場できる
デメリット 運用終了しないと換金できない 無し

流動性(換金性)についてはソーシャルレンディングよりインフラファンドに軍配が上がります。

税制のメリット・デメリット

ソシャレン インフラ
メリット 無し、完敗 所得住民税で約20%
デメリット 所得住民税で30% 無し

税制についてもインフラファンドにメリットがあります。インフラファンドは分離課税なのでいくら利益が増えても税率は変わりません。一方ソーシャルレンディングは基本的に雑所得のため累進課税により収益が増えるほど税率もアップしてしまいます。

このデメリットを補うべく様々な節税方法を考慮する必要があります。

ソーシャルレンディングでの節税方法まとめ(ふるさと納税や扶養) ソーシャルレンディングの節税はふるさと納税や親扶養も活用しよう

利回りのメリット・デメリット

ソシャレン インフラ
年利 6% ~ 7% 5% ~ 6%

若干ソシャレンが利回り上回っていますが、クラウドバンクの太陽光案件だと6.5%程度で運用期間は数ヶ月となり、投資継続性と税制を考えるとインフラファンドに軍配が上がります。

 

SBIのメガソーラー案件は7.0%で運用期間も12ヶ月と長めなので年利比較では勝っていると言えますが、1%程度の開きでしたら税制の有利性でインフラファンドへ軍配が上がりそうです。

 

現状、ソシャレンの強みである高利回り分野において比較してみましたが、投資継続性と税制を考えるとインフラファンドが勝っていると言わざるを得ませんね。

投資継続性のメリット・デメリット

ソシャレン REIT
メリット 継続性良い
デメリット 継続性悪い

ソーシャルレンディングは運用期間が決まっているため、再投資にはどうしても空白期間が空いてしまいますが、インフラファンドは投資ですので運用期間など決めらておらず、自分の意志で運用し続けることが可能です。

また同ファンドへ追加投資ということも可能ですので、この点に置いてもインフラファンドに軍配が上がるでしょう。

担保と破綻について

REITとソシャレンの担保比較だと勝てる見込みはありませんでしたが、インフラファンドとソシャレンの投資先はFIT制度下の太陽光施設であり、担保価値は収益性によって左右されるので同程度はあるのではないでしょうか。

でもまあ上場している信頼性を鑑みるにインフラファンドの方がよく見えるんですけどね(^_^;)

再エネ案件とインフラファンド、どっちが良いか?

ソシャレンの強みである高利回りはインフラファンドへ対抗する武器になりえません。

となると、値動きの無さが盾として機能するかですが、これは個人の考え方にもよるので一概には言えませんね。

ただし、インフラファンドが今後値上がりすると分配金の利回りは下がっていきますので、ソシャレンと遜色ない利回り時期はインフラファンドへ投資して、下がってきた時に再エネ案件を検討してみるのがベストであると考えます。

6月27日午前中に「いちごグリーン」が6%近く下落してましたが、こういった下落ショックに必要以上にストレスを感じない人は、太陽光投資に関してはインフラファンドがオススメと結論だしておきます。

2 Comments

sanpuu

いつも参考にさせていただいております。
ソーシャルレンディングとインフラファンド凄い迷いますよね、私も両方投資させていただいています。
できるだけ堅実な業者をとおもいSBISL、maneo、LCレンディングの3社をメインにしています。
しかしSBISLの不動産担保ローンは期日前償還が多く、投資効率の悪さを感じておりその点インフラファンドに魅力を感じています。
税制面でも株式投資の方が有利なのも大きいですよね。
いちごの下落は6/26が権利落ち日だからでしょうね、
リスクとリターンて本当に比例するものですね。

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matsu

こんにちは、いつもありがとうございます(*´∀`*)ノ

確かにSBIの不動産担保ローンは早期償還多くて効率悪いですよね。
返ってくるだけマシっていう考え方も現状ありますが、なんかSL事情に疲れて捻くれちゃった感じもありますし。

いちごはそうだったんですか、勉強不足でした。
投資効率を考えると値動きは嫌だけど、私は太陽光案件だけはインフラファンドへシフトしていくかと思います。

クラウドバンクへの投資機会が減ることになるので寂しい気持ちもありますけども(^_^;)

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