こんにちは、matsu(@matsu_sl)です。
クラウドクレジットが9月25日より、海外太陽光発電ファンドを募集するようです。
去る8月11日の「社会インパクト投資セミナー」に参加した時に、太陽光発電も社会インパクト投資として行う、とおっしゃっていたのでエコ的な観点から社会貢献なのかな?と思っていましたが、どうやらちょっと勘違いしていたようでした。
太陽光発電といってもFIT制度のある日本国内ではなく、電力整備がままならないパキスタン国内において電力供給を受けていない企業や農家に対して供給することを目的とするようです。
とりあえずファンド内容を見てみましょう。
ファンド概要
案件名 | パキスタン太陽光事業者支援ファンド1号 |
募集者 | クラウドクレジット |
募集金額 | 1,000 万円 |
運用予定 | 2018 年 10 月~2020 年 10 月の約 25 カ月 |
年率 | 年利 10.3%(投資倍率 1.161) |
担保など | 無し |
通貨 | パキスタン・ルピー |
ファンド評価
クラウドクレジットからO社へ投資実行する形です
クラウドクレジットのスキームって海外案件なので複雑な場合があり、間違ってたらすいませんが、今回のファンドは家庭用太陽光発電ユニットの割賦販売とレンタルを行っているアメリカ合衆国の企業O社に対して行われます。
そしてこのO社はパキスタン国内の零細企業や農家をターゲット層としているようです。
社会インパクトのイメージが私の中で「寄付」のイメージがまだ強いため、貧困層の国民がターゲットでないことに多少違和感を抱きますが、上記ターゲット層でも回り回って貧困層へも利益が回る感じなんでしょうか。
パキスタン・ルピー建てなので為替リスクあり
今回のファンドはパキスタン・ルピー建てで為替ヘッジは行われていないようです。従って分配時や償還時に為替の影響を避けることができません。
気になるレートやチャートはというと、(チャート図:ロイター)
やべぇ、2016年から見事に円高傾向にあるようです(›´ω`‹ )
見方によっては「ココが底値」と見ることも出来ますが、根拠がなければ博打っぽいですね。もちろん2年後に今以上に円安に成っていれば投資倍率以上のリターンも期待できますが、、、個人的にはソシャレンで為替気にしたくはないですね。
総合評価
社会インパクト投資。
長期投資を実現するなら人に役立つことでないと不可能、といった考え方から実施される社会性を持つ投資ジャンルなのですが、仮に社会インパクト投資で元本割れを起こした場合、あなたはどう思いますか?
自身に損失が及んだ時、社会インパクトの内容を否定することが無ければ、こういった幇助的投資に向いているのでしょう。
逆に、きれいごといって損失出してたら意味ないや、って思ったりする人は向かないのかもしれません。
まあ投資家は間違いなく人助けという概念より、お金儲けという概念で投資している人がほとんどで、しかも直接的に関わり合いを持てば投資に別の意味を感じやすくなるでしょうが、ソーシャルレンディングで上澄み利益もらうだけなので、そういった意識を高めるのも難しいような気がします。
キャッチーではあるんですけどねぇ。
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