SL初心者なので初めてこの案件を見た時は驚きました!確実性の高い公共事業に直接的に投資するなんて体験したことなかったので。
案件説明を見てみると外環道の工事関連とのこと、、
matsu
ん?昨年末に談合で中止になったんじゃなかったっけ?
きちんと調べてみよう。
ファンド概要
案件名 | 債権担保付ローンファンド127号 |
募集者 | |
募集金額 | ¥50,100,000 |
運用期間ファンドを運用する期間のこと。または貸付を行う期間のことを指す。... More | 2018/04/06 ~ 2019/10/31 |
年率 | 12.0% |
担保担保についてまとめたページへ移動します。 | 工事代金の債権 |
投資額 | ¥500,000 |
募集金額は総額4億円。工事名は「東京外かく環状線本線トンネル(南行)大泉南工事」。清水建設を中心としたJV(ジョイントベンチャー)の孫請負会社への投資案件。
事業者評価
談合で中止された外環道工事
昨年9月に談合が原因で中止された工事は下記入札公告の案件。
※NEXCO中日本の2件はシステムが使えず検索できなかった
※3/26追記 取得できたのでSS掲載
問題となっているのは新規の外環道4工事をスーパーゼネコン4社が一つずつ受注しており、それが談合によってなされたという点のようです。しかし、この区間の外環工事は難易度が世界最高峰、スーパーゼネコン以外実質的に受注不可能であるので、そもそも入札によって決定することがNEXCOの責任逃れから出た悪癖のようなもので直接指名しろよって意見も在るようです。
matsu
ただいたずらに延期されただけ…結局スパゼネ以外できないんなら
今回は恐らくこちらの工事
契約日 | H26.04.03 | |||
---|---|---|---|---|
契約者名 | 清水建設・熊谷組・東急建設・竹中土木・鴻池組JV | |||
契約者住所 | 東京都中央区京橋二丁目16番1号 | |||
契約金額(税込) | 122,904,000,000円 | |||
工期 | (自) | H26.04.09 | ||
(至) | H31.10.09 | |||
工事概要 | 本工事は、東京外かく環状道路の大泉JCT付近から井の頭通り付近までの総延長約7kmをシールド工法により施工するトンネル工事である。 |
トラストレンディングの説明ページでは納期が平成32年3月予定となっていて若干ズレてるがなんか調整があったんでしょう。総額1200億円!今回はその内の4億円なので補助的な工事案件なんでしょうね。
清水建設HPでも請け負っている旨を説明されています。
関連工事も進んでいるようです。
平成29年11月に終わったのかな?談合で中止と聞いて不安になったけど、その前の案件できちんと可動していることが少し確認できました。
matsu
ちょっと安心できたかな
トラストレンディング
貸金業としては免許更新4回計12年の経歴を持っているのでベテランです。(ソシャレンはまだ3年程度)
我々投資家から見るとソシャレン会社の最大のリスクって金融庁からの指導により業務停止になることだと思うんですよ。(実際みんクレもそこから今の事態に陥った訳だし)
だから検査に入られることは当たり前だとしても、検査にきちんと耐えられるような体制や知識を持っているソーシャルレンディング会社は強いと思うんです。
その点、トラストレンディングさんは取締役に財務省出身者が3人おられます。普段天下りなんてあかんやろ〜って思ってても享受する側に立つと心強すぎるゲスな安心感を持ってしまいますな。
沖縄基地関連も含め今後公共事業に食い込んでいくんでしょうね、本気度が伺えます!
担保評価
今回の担保は孫請け会社が元請け会社から受け取る工事代金を、トラストレンディングが直接受け取って返済にあてるというものです。
発注者であるNEXCO東日本と清水建設JVの間の契約は継続していると確認できたので、JVから元請けへの支払いはOK。
問題があるとしたら、元請け会社が倒産して工事代金を払ってもらえなくなることでしょうか。
でも清水建設JVがそんな危険性のある会社を元請けに選ぶ可能性は低いと思いますし、なんかあっても支えて工事を完遂させるように運ぶんじゃないかな。(少なからず選んだ清水にも責任あるし)
もう一点は孫請会社が倒産しちゃうと契約打ち切られるから返済もできなくなるんでしょうね。孫請会社の持つ資産に担保設定されてないので。
総合評価
やはり公共事業である安心感、関東圏に住むものとして「早く外環道全部つなげてよ!」感、東京オリンピックまでには終わらせたい感、などアバウトなものが色々絡んでますが、最終的にはトラストレンディングさんの目利きを信じて50万円の投資となりました。
matsu
円高にも強そうだ!
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