投資に妙味を求めてしまうのは人間の性なのか?
安定したインカムゲインにまでレバレッジを効かせて、回収を最大限に高めることはリスクを高めるだけで愚かなのか?
まあ、色々思うところはありますが、インカムの代表例である不動産投資だって「借金」というレバレッジを効かせてますし、実行しないにしてもアイデアを考えて計画を立てることは自分にとってプラスになることだと思います。
そんな訳でソーシャルレンディングでレバレッジを効かせて投資する計画案を考えてみました。
レバレッジアイデアを計画してみる
低金利で借りて高金利で貸す、これが基本
ソーシャルレンディングでレバレッジを効かせるためには低金利で資金を仕入れ、仕入れた資金を高金利で貸し出す、つまり仕入れと貸し出し時の金利差を作るのが基本となります。
他人のお金を使って利益を生み出す、というのがレバレッジが効いている状態です。
小規模事業共済と定期預金がある人
資金調達の方法としてまずはこの2つの方法を検証しますが、借金をするためにこれらを新たに始めるのはレバレッジではないと思うのですでにある人向けの方法ですね。事業者で小規模企業共済を掛けている方や定期預金をすでに持っている方は、それらを担保に資金を超低金利で借りることができます。(小規模は無担保です)
小事共(一般貸付) | 定期預金担保貸付 | |
金利 | 1.5% | 定期預金金利+0.5% |
貸付限度額 | 収めた金額の70%か80% | 定期預金額の90%(上限300万円) |
貸付期間 | 6、12、24、36、60ヶ月 | 定期満期日まで |
元本返済 | 期限一括返済 | ATMで任意金額を入金 |
金利返済 | 前払い | だいたい半年に一回 |
担保担保についてまとめたページへ移動します。 | 無し | 定期預金が担保 |
手続き | 銀行窓口で手続き | ATMで預金を下ろす |
スピード | 3日程度 | 即日 |
小規模事業共済は建前上事業資金名目ですが用途は問われません、しかし銀行窓口へ行き印鑑証明・収入印紙を提出するので少しですが手間・経費がかかります。定期預金は総合口座も同時に持っていれば、総合口座の残高以上に引きおろすことができます。(通帳がマイナスになる)「自動融資」、「当座・自動貸越」と呼ばれる定期預金に自動付帯するサービスでこれが定期預金担保貸付です。(貸付限度額は銀行によります)
前述に借金のために始めることはないと書きましたが、小規模企業共済は掛け金全額控除できるので節税効果がとても高いです。掛け金✕30%ぐらいの節税効果(利益)を上げられるので、節税+投資もするというスタイルを試してもいいでしょう。
自分は現在、小規模の限度額が240万円、定期預金500万円が残り一年あるので定期預金担保貸付200万円は可能です
銀行系カードローン
これができれば本格的にレバレッジを効かせた投資であると言えそうですが、まだ自分には敷居が高いのでアイデアとして見ておいてください。概要は以下になります。
- みずほ銀行かオリックス銀行のカードローンを活用
- 自己資金50万円使って一年で30〜40万円利益を上げる
みずほ銀行かオリックス銀行のカードローンを活用しますが、これらは貸付金額によって金利が変わります。実際使えそうなのは、貸付金額が800万円で金利2%の組み合わせでしょうか。
ではスキームの順を追ってみましょう。
- 800万円借りると一年で総額816万円、月々8万円返済の義務が発生します。
- これを12ヶ月8%ファンドに全額入れて13ヶ月経過したとします。(ローン総額817万円程度になる)
- 返済に104万円、配当金が税引後で51万円もらえますが、−53万円なのでこのマイナス分を自己資金で補います。
- 返済に104万円支払ったのでローン残額713万円、ファンドから返済された元金は800万円を返済にあてて、残金が87万円となります。これが売上金です。
- 売上金87万円ー経費53万円=34万円
- この34万円がレバレッジ効かせた利益です。
自己資金約50万円で12ヶ月・6%・800万円というポジションを作ることができるので魅力的ですが、やはりタイミングが難しすぎるので実行には移しにくいですね。もちろん金利がもっと多いファンドに投資すれば50万円ぐらい稼げそうですが。
・800万円借りないといけない(借りられるかも問題)
・【貸付審査の期間・ファンド申し込み・償還】のタイムラグ
・このラグを埋めるのに3ヶ月分ぐらい金利多めに払う可能性もあり
自分の実行計画
借金してまでソーシャルレンディング?と懸念を抱く方もいるかも知れませんが、ビジネスとして捉えると利益を出すために借り入れて資本投入するのは普通ですよね。
借金して事業を動かすことを否定してはソーシャルレンディング自体を否定することになってしまいますし。
まあ個人でやることなので借金も余裕資金の範囲内で行うべきだと思いますが、今回立てた計画をできるだけ実践して検証してみたいと思います。
まずは一番始めやすそうな定期預金担保貸付、続いて小規模企業共済の一般貸付。これらは返済原資があるので万が一があっても余裕資金内で片付けられます。そして最後に銀行カードローンができるかどうかを考えてみます。
【レバレッジ投資計画】定期預金担保貸付で10万円の元手資金調達して投資してみた 【レバレッジ投資計画】小規模企業共済で資金調達してソーシャルレンディングへ投資してみたmatsu
カードローンは自信ないので文字を大にして言えませんが、実践結果は後日ご報告します。
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